♥ 飲食街 2 / 飲食店 2 / 夕食 2
エノ
「 じゃ、じゃあ…お店の本音としては、 “ 奴隷お断り ” って事なの?? 」
セロフィート
『 心情としてはそうでしょうね 』
セタ
「 …………僕…此処に居たら駄目なの??… 」
玄武
『 気にする事はない。
縮こまるな。
胸を張って堂々としていろ 』
エノ
「 そうだよ、セタちゃん。
セタちゃんは家族なんだから!
ふんぞり返ってればいいの! 」
ニュイ
「 ニュー 」
玄武
『 ニュイも「 顔に酸を飛ばして溶かしてやるから落ち込むな 」と言ってるな 』
ニュイ
「 ニュ! 」
セロフィート
『 ニュイさん、頼もしいです 』
エノ
「 本当に溶かしちゃ駄目だからね!
事件になるような事を起こさないで! 」
ニュイ
「 ニュニュ〜 」
エノ
「 そんな悲しそうに鳴いても駄目なの! 」
セロフィート
『 セタ、君が落ち込む事はないです。
獣化を封じられ非力となっても、亜人種が人間より強い事には変わりません。
戦えない弱い人間は恐れるあまり、偏見,差別,迫害という手段を用いて奴隷を虐げ、自分達を守ろうとします。
昔から変わらない弱い人間の性と言うものです 』
玄武
『 気にするだけ無駄と言う事だ。
“ 弱い犬程良く吠える ” と言うやつだ 』
エノ
「 玄武、例えが悪いって… 」
セタちゃん……落ち込んじゃってる。
「 気にするな 」って言われても、気にしちゃうよね……。
獣耳が左右にヘタっていて可愛いんだけど…(////)
不謹慎にも落ち込んでいるセタちゃんに萌えちゃう私は、いけない御主人様だよね〜〜〜。
セロフィートは落ち込んでいるセタちゃんの背中を擦ってあげている。
私もセタちゃんをギュッ〜〜〜〜って抱きしめてあげたい!!
なんて思っていたら、注文していた料理が運ばれて来た。
店員がサービスワゴンに出来立ての料理を載せて運んで来てくれる。
セロフィートも玄武も頼み過ぎじゃないのぉ?
店員がサービスワゴンに載ってる料理をテーブルの上に並べてくれる。
料理を並べ終えた店員が会釈をしてテーブルを離れようとした時、不意に玄武が店員に声を掛けた。
追加注文でもするつもり??
私は先に頂いちゃいますけどね!
エノ
「 わあ、美味しそう!
いただきま〜〜〜…………どうしたのセタちゃん? 」
出来立ての美味しそうな料理を前にして、セタちゃんの身体がカタカタと震えてる??
エノ
「 苦手な具でも入ってるの? 」
セロフィート
『 此のような手口は感心しません 』
エノ
「 どうしたの?
食べないの?? 」
玄武
『 エノ、暢気だな。
そんなに虫入り料理を食べたいのか? 』
セロフィート
『 毛髪も混入してます。
念の為、手を付けない方が良いです 』
エノ
「 えぇ…と…………虫と髪の毛が入ってるの??
ど…何処に?? 」
玄武
『 セタの前に置かれた料理の中にだ。
──店員、亜人種への嫌がらせか? 』
店員
「 な……何の事でしょうか?
言い掛かりは止めてくださいよ… 」
玄武
『 ほう?
“ 言い掛かり ” で片付ける気か?
随分と失礼な店員だ。
再教育が必要だな 』
店員
「 なっ…何を言うんですか!
貴方達こそ失礼じゃないですか! 」
セロフィート
『 はぁ?
何です、其の態度は?
御客に虫と毛髪入りの料理を提供しといて随分な態度ですね。
新しい料理に変えて出すのが店側として最低限の礼儀ではないです?
毛髪と虫の死骸が混入している料理を御客の前に平然と出すのは飲食店として如何なものでしょう 』
玄武
『 死活問題だな 』
ニュイ
「 ニ゛ュ〜〜〜 」
セタ
「 ………………僕が……奴隷……だから?? 」
エノ
「 ちょ、一寸ぉ!
何処に虫の死骸と髪の毛が入ってるの?
未だ手も付けてないし、確かめてもないじゃないの 」
セロフィート
『 エノ、手を付けないでください。
大事な証拠品です 』
エノ
「 証拠品って…… 」




