♥ 飲食街 1 / 飲食店 1 / 夕食 1
──*──*──*── 飲食街
──*──*──*── 飲食店・ツツミササ
私達は今、飲食店のツツミササの店内に居る。
ツツミササはアットホームな感じの飲食店で、家族連れに人気のある料理店みたい。
店内は家族連れで賑わっている。
私達は4人用の客席に案内された。
セロフィートと玄武が美麗人だから窓側の客席に通されちゃった。
私は窓側って好きじゃないの…。
知らない人達にジロジロと見られながら食事をするのって、落ち着かないから嫌なの。
私を守護る為にって、私の右横に座るのは玄武。
私のお向かい──真正面に座るのはセロフィート。
全く何が面白いのやら、窓の外を歩いてる人達に笑顔で手を振っている。
私も窓側に座ってるんだから、無駄に笑顔を撒き散らせないでほしいんですけどね!
アンタは客寄せパンダかよ!
セロフィートの左側──私から見ると右側になるのかな?
玄武のお向かい──真正面に座ってるのはセタちゃん。
ニュイちゃんはセタちゃんの頭の上に乗ってる。
ニュイちゃんは大きさを自在に変えれるみたいだから、小さなセタちゃんの頭の上に鎮座しているの。
はにゅ〜〜〜ん(////)
ニュイちゃんとセタちゃんのツーショットを写メに撮りたいよぉ〜〜〜(////)
嗚呼っ…でも、こんな所でスマホなんて使えないし……。
はぁ〜〜〜〜……残念だなぁ……。
セタちゃんはセロフィートと一緒にメニューを見ているから、私は玄武と一緒にメニューを見る。
セタちゃんったら、初めて見るメニューに嬉しそう(////)
エノ
「 う〜ん……。
異世界ってだけあって見た事のない料理ばっかり……。
美味しいんだろうけど……勇気がいるよね?? 」
玄武
『 此はどうだ?
肉団子の入ったスープなら日本にもあったろう 』
エノ
「 何で知ってるの?
まぁ、あったけど…。
此はハンバーグっぽいよね。
此方はパスタっぽいかも 」
玄武
『 エノ、此はどうだ?
ステーキとやらに似てないか 』
エノ
「 似てるかも!
味付けは分からないけど、ぽい料理を頼んでみよっか? 」
玄武
『 セロフィートとセタは決まったか? 』
セロフィート
『 決まりました。
店員さんを呼びます? 』
玄武
『 そうだな。
どうすれば店員とやらは来るんだ? 』
エノ
「 呼び鈴とか、押すボタンが無いから、声を出して呼ぶんじゃないの?
手を挙げて合図するとか 」
玄武
『 そうか。
エノ、任せた 』
セロフィート
『 エノ、店員さんを呼んでください 』
エノ
「 私にさせるの?? 」
玄武
『 エノは〈 エミュール 〉のリーダーだろう。
リーダーの役目だ 』
エノ
「 ──もう。
分かったよ 」
私は声を上げて店員を呼んだ。
店員は直ぐに来てくれたけど、何か様子が変……かも?
だけど、セロフィートも玄武も店員の様子がおかしい事が気にならないのか、開いたメニューを見ながら料理を注文している。
大丈夫みたい??
ニュイちゃんも大人しいし、セタちゃんは緊張してるみたい。
注文が終わると店員は、笑顔だけど逃げるようにそそくさと客席を離れて行った。
エノ
「 ──ねぇ、彼の店員だけど、態度が変じゃなかった? 」
玄武
『 セタが居るからな 』
エノ
「 どういう事? 」
セロフィート
『 奴隷が店内で料理を食べる事に嫌悪感を抱いているからです 』
エノ
「 はぁ!?
何よ其れぇ。
どういう事よ?
“ 奴隷お断り ” なんて看板も貼り紙も無かったじゃないの! 」
玄武
『 国王が亜人類に対して友好的だからな 』
セロフィート
『 奴隷を養子や養女として育てる国民も居ますし、 “ 奴隷お断り ” と言う看板も貼り紙も無いです 』
エノ
「 だったら何で……。
感じ悪いじゃないの 」
玄武
『 仕方の無い事だ。
通常、奴隷は飲食店には入らず、店の外で主人を待つものだ。
外では主人と同席せず、食事もしない 』
エノ
「 そうなの?? 」
◎ 城下町でも奴隷差別は、そこそこあります。
奴隷の食事に、主の糞尿を与えるようなゲスい奴も居たります。
国王のお膝元の城下町あっても一部の奴隷にとっては生き難い環境だったりします。




