♥ 裏街 3 / 奴隷商 3 / ファーストコンタクト 3
エノ
「 そう…なんですか? 」
ダンディなオジ様
「 左様で御座います。
≪ ルッグルクリ王国 ≫では先祖代々亜人種に対して友好的なのです。
他国から逃れて来た亜人種の難民の受け入れを認可されています。
亜人種は戦闘能力に優れているので、冒険者ギルドの無い≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫に暮らしてもらい、怪物の襲撃から≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫を守ってもらっています。
国境警備隊とも協力して日々≪ ルッグルクリ王国 ≫を守ってくれています 」
玄武
『 亜人種に歩み寄り、上手く利用している訳か 』
セロフィート
『 亜人種を味方にするとは中々賢いです 』
エノ
「 他国に比べたら、≪ ルッグルクリ王国 ≫の亜人種の扱いは未だマシな方なのね……。
奴隷じゃない亜人種も居るんだ? 」
ダンディなオジ様
「 いえ、≪ ルッグルクリ王国 ≫に暮らす亜人種は皆、≪ ルッグルクリ王国 ≫の奴隷で御座います。
≪ ルッグルクリ王国 ≫の所有物にしなければ、他国から逃れて来た亜人種を守る事は出来ません。
亜人種の背中には≪ ルッグルクリ王国 ≫の奴隷である証の奴隷紋が刻まれております。
背中の奴隷紋は≪ ルッグルクリ王国 ≫に庇護されている証なので御座います 」
エノ
「 他国から守る為に…か。
いい話のように聞こえはするけど… 」
セロフィート
『 ≪ ルッグルクリ王国 ≫の庇護下である事を証明する最善の方法が奴隷紋を刻む以外にないだけでしょう。
奴隷だからと言って、国民から無下に強いたげられている訳でもないですし 』
玄武
『 亜人種が承諾してるなら問題ないと言う事だな 』
エノ
「 じゃあ、旅をしてれば亜人種と人間が仲良く暮らしてる≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫に滞在出来るって事ね? 」
ダンディなオジ様
「 左様で御座います 」
エノ
「 一寸楽しみかも! 」
ダンディなオジ様
「 長話が過ぎました。
参りましょう。
此方で御座います 」
ダンディなオジ様に案内されて、私達は店内の奥へ進む。
お屋敷みたいに見えたのは外観だけで、中は普通のお店になってるみたい。
両開きの扉があって、ドアプレートが掛けられている。
何て書かれてるのか分からないからセロフィートに聞いてみたら、[ 人獣族 ]って書かれてるみたい。
此の両開きの扉の奥にファンタジー世界の住人達が居るんだ〜〜〜。
きゃあぁわ、楽しみぃ(////)
ダンディなオジ様が両開きの扉の片方を開けてくれた。
ダンディなオジ様
「 エノ様,お連れ様、どうぞ。
中の商人が御案内致します 」
エノ
「 あ、はい… 」
ダンディなオジ様が案内してくれるんじゃないんだ……。
一寸残念かな…。
ダンディなオジ様に変わって誰が案内してくれるんだろう……。
素敵な男性の商人さんが良いなぁ(////)




