ダンディなオジ様
「 人獣族の部屋へ案内させていただきます 」
エノ
「 お願いします! 」
ダンディなオジ様
「 ──では、入場料を御支払いしていただきます 」
エノ
「 ──へ?
入場料??
お金を払うんですか?? 」
ダンディなオジ様
「 はい。
3名様とペット同伴ですので、銀貨3枚と銅貨5枚になります 」
うへぇ〜〜〜。
お金取るんか〜〜〜い!!
奴隷商って、入場料を取られるんだ?
テーマパークかってぇの!
銅貨5枚は500円で、銀貨3枚は3.000円かぁ……。
1人1.000円も取られるって事?!
奴隷商ってぼったくりバーの類いじゃないよね??
セロフィート
『 エノ、どうしました?
入場料を払いましょう 』
エノ
「 う、うん……そうね。
高くて吃驚しちゃった(////)」
まぁ、ミ◯キ◯マ◯スの夢と魔法の王国の入場料に比べれば安いよね!
勿論、ちゃんと払いますとも!
セロフィートに言われた私は、スマホをホルダーから出して、[ 財布 アプリ ]をタップした。
財布画面に必要な金額を打ち込むと、布袋が出て来た。
どうやら硬貨は布袋の中に入ってるみたい。
私は布袋をダンディなオジ様に手渡した。
ダンディなオジ様
「 ………………はい。
確かに銅貨5枚と銀貨3枚を頂きました。
此方の番号札を御受け取りください 」
エノ
「 はい… 」
硬貨を数え終えたダンディなオジ様から番号の書かれた札を受け取った。
ダンディなオジ様
「 お気に召される奴隷が居らず、奴隷を買わずに退場される時には番号札と交換して入場料は全額御返しさせていただきます 」
エノ
「 え?
お金…返してもらえるんですか? 」
ダンディなオジ様
「 勿論で御座います。
奴隷を買われる御客様ばかりが御利用される訳では御座いません。
奴隷を買わずに帰られる御客様も居られます。
気に入った奴隷を即買いの出来ない御客様も居られますので購入予約されたり、新しい奴隷のチェックに来られる御客様も居られます。
気に入った奴隷を養子や養女にしたいと来られる御客様も居られます。
亜人種ですので、人間の病院での治療が困難です。
怪我を負った時,病を患った時には奴隷商の中にある医療院を御利用していただく事になります 」
エノ
「 そうなんですか?
奴隷商には病院も完備されてるなんて凄いですね。
至れり尽くせりですね 」
ダンディなオジ様
「 種族は違えど人類と同様に≪ タココミエット大陸 ≫の陸民で御座います。
亜人種だからと言って無下には出来ません。
どの奴隷が何時、何処の誰に買われ、何処で暮らしているのか──管理させていただいております。
毎月1回は必ず亜人種には奴隷商へ来ていただき、定期健診しん診しんを受うけさせています。
亜あ人じん種しゅ専せん門もんの医い師しに何い時つでも診しん察さつを受うけれる体たい制せいにもなっております 」
エノ
「 じゃあ、亜あ人じん種しゅの事ことで何なにか困こまった事ことがあった時ときは、奴ど隷れい商しょうを頼たよったら良いいんですね! 」
ダンディなオジ様
「 左さ様ようで御ご座ざいいます 」
玄武
『 奴ど隷れいに対たいして随ずい分ぶんと良りょう心しん的てきだな 』
セロフィート
『 奴ど隷れいが亜あ人じん種しゅ専せん門もん医いの医い療りょうを受うけれるのは良よいですね 』
エノ
「 う〜ん……奴ど隷れい扱あつかいされてはいるけど、同おなじ≪ タココミエット大たい陸りく ≫の陸りん民みんだから、ある程てい度ど……最さい低てい限げんの人じん権けんは守まもられてるって事ことなのかな?? 」
ダンディなオジ様
「 左さ様ようで御ご座ざいます。
≪ ルッグルクリ王おう国こく ≫の奴ど隷れい商しょうは──で御ご座ざいます。
国くにが違ちがえば奴ど隷れいに対たいする考かんがえ方かた,扱あつかい方かたも変かわります 」