屋台料理を食べ終わって「 ごちそうさまでした 」をした私は、セタちゃんと一緒にセロフィートが淹れてくれた紅茶を飲んでいる。
テーブルセッティングに使われていたランチョンマット,食器,食具は何と使い捨ての出来る紙製だったの!
今、紅茶を飲むのに使っているソーサーとティーカップも紙製なんだけど、デザインが凝っているから見ただけじゃ紙製だなんて分からない。
持ってみると軽いし、落としても割れないから地面に破片が散らばったりしないの。
ティーカップの形をした紙コップってあるんだ?
ランチョンマットは “ ペーパーランチマット ” って言った方がいいかな。
確か……≪ 日本 ≫にもペーパーランチマットやペーパーストローってあったよね?
私は極々一般的な紙コップと紙皿しか使った事がなかったけど……。
紙コップはあったけど、紙製のティーカップなんてあったかなぁ??
スマホで検索出来たら良かったんだけど、残念ながら異世界ではインターネットは出来ないんだってぇ……。
インターネットもチート能力で何とかしてほしかったなぁ~~~。
セロフィートだからね、紙製のスプーンやフォークだけじゃなくて、ナイフ,マドラー,ストロー,ティーカップ,ソーサー,コーヒーカップ,箸,茶碗,お椀,湯呑み──とかも紙を使って簡単に作れちゃいそう。
古代魔法で濡れても溶けないようにとか出来そうだし。
………………此ってぇ、紙製品の専門店を出したら “ ガッポリ ” 出来ちゃうんじゃないのぉ??
ふへへへ(////)
後でセロフィートに相談してみよっと!
商品なんて〈 テフの源みなもと 〉で構こう成せいしちゃえば元もと手でなんて掛かからないし、売うれ残のこったって〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉に変へん換かんしちゃえばいいんだし、店てん員いんは〈 器うつわき人にんにん形ぎょうか 〉にさせればいいから、お給きゅう料りょうを支し払はらう必ひつ要ようだってない訳わけよ。
儲もうけは丸まる々まる私わたしのお財さい布ふに入はいって来くる。
くふふふふ(////)
やっだ、私わたしってば何なにもしなくても億おく万まん長ちょう者じゃになっちゃうんじゃないのぉ??
名めい案あんだと思おもうから、採さい用ようするしかないっしょ!!
私わたしが考かんがえ事ごとをしている間あいだにセロフィートがセタちゃん,ニュイちゃんと一いっ緒しょに後あと片かた付づけをしてくれていた。
玄げん武ぶは…………しないんだね。
玄武
『 エノ、呆ぼけっとして、どうした?
未まだ食たべたりないのか? 』
エノ
「 違ちがうから!
一寸ちょっとね……商しょう売ばいの事ことを考かんがえてたの 」
玄武
『 商しょう売ばい?
エノも懲こりないな 』
エノ
「 一寸ちょっと、言いい方かたぁ〜〜〜。
私あたし、未まだ懲こりるような事ことしてないからね! 」
玄武
『 此これからするのだろ? 』
エノ
「 どういう意い味みぃ〜〜〜 」
セタ
「 ──エノ姉ねえさん、後あと片かた付づけ終おわったよ 」
エノ
「 有あり難がとう、セタちゃん,ニュイちゃん。
──セロ、相そう談だんしたい事ことがあるんだけど良いいかな? 」
セロフィート
『 はて?
何なんでしょう? 』
私わたしは思おもい切きって紙かみ製せい品ひんの事ことをセロフィートに相そう談だんしてみた。
“ ガッポリ ” するのが好すきなセロフィートだから、絶ぜっ対たいに賛さん成せいしてくれると思おもうのよね。
私わたしはセロフィートを信しんじてるよ!!
セロフィート
『 ──不ふ採さい用ようです 』
エノ
「 ふ…不ふ採さい用よう?!
な…何なんで不ふ採さい用ようなの?!
納なっ得とく出で来きない!! 」
セロフィート
『 商しょう売ばいしなくても、お金かねなら幾いくらでも出だせます。
欲ほしければ教おしえてください。
〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せいします 』
……………そうでした。
お金かねには一いっ生しょう涯がい、困こまらないんだから態わざ々わざお店みせを開ひらいて “ ガッポリ ” する必ひつ要ようなんてないんだったね…。
セロフィート
『 そろそろ《 冒ぼう険けん者しゃ街がい 》へ行いきましょう。
解かい体たい屋やで素そ材ざいとお肉にくを受うけ取とる事ことになってます 』
エノ
「 そうね…。
行いこっか… 」
撃げき沈ちんするなんて予よ想そう外がいよぉ!
どうやら今いまのセロフィートは “ ガッポリ ” に興きょう味みないみたい…。
玄げん武ぶが手て渡わたしてくれたローブに袖そでを通とおして、ローブを1人りで着きた私わたしは、《 冒ぼう険けん者しゃ街がい 》へ行いく為ためにセロフィート,玄げん武ぶ,セタちゃん,ニュイちゃんと一いっ緒しょに屋や台たい広ひろ場ばを出でた。