♥ 城下町 2 / 屋台広場 1 / 朝食しよう 1
──*──*──*── 屋台広場
エノ
「 屋台は〜〜〜ちゃんと開店してるね。
温かいの食べよっか?
セタちゃん、買いに行こう! 」
セタ
「 うん! 」
エノ
「 玄武は荷物持ちね 」
玄武
『 任せろ。
セロフィート、席を頼む 』
セロフィート
『 任せてください。
席を暖めておきましょう。
ニュイさん、一緒に来て席の番をしてください 』
ニュイ
「 ニュ〜 」
セタちゃんの腕の中に居たニュイちゃんは、ピョ〜〜ンとジャンプしてセロフィートの左横に着地した。
セロフィートとニュイちゃんに席の確保を任せて、私は玄武,セタちゃんと一緒に朝食を買う為に屋台へ向かった。
屋台で買った料理を持って、セロフィートとニュイちゃんが確保してくれてる席へ向かう。
離れた場所からでもセロフィートがテーブルをセッティングしてくれているのが分かる。
椅子の上にはクッションが置かれているし、テーブルにはテーブルクロスが敷かれている。
テーブルセッティングを済ませたセロフィートは、椅子に座って暢気に紅茶を飲んでるみたい。
寛ぎ過ぎでしょ〜〜〜。
エノ
「 セロ,ニュイちゃん、席取り有り難う。
此処は暖かいのね 」
セタ
「 わぁ〜〜ポカポカだぁ(////)」
セロフィート
『 暖房魔法を使ってます。
ローブを脱いで食べれるようにしました 』
セタ
「 足下からポカポカするよ。
此が魔法? 」
玄武
『 冷えは足下から来るからな。
セタも魔法を使いたいのか? 』
セタ
「 うん!
いいなぁ〜〜魔法… 」
セロフィート
『 素質とマナの無いセタには魔法は使えません。
セタ用に便利アイテムを用意するとしましょう 』
セタ
「 有り難う!
セロ兄さん(////)」
セロフィート
『 ふふふ。
生活魔法を使えれば旅も格段と楽になります 』
エノ
「 ほらほら、料理が冷めない内に食べちゃお! 」
セタ
「 うん! 」
買った料理をテーブルの横に置かれているサービスワゴンの上に置く。
私はローブを脱いで椅子の背凭れに掛ける。
セタちゃんもローブを脱ごうとしてる。
玄武ったら、私がローブを脱ぐ時は手伝ってくれないのに、セタちゃんがローブを脱ぐ時は手伝うの?
流石にローブは1人で脱げるでしょうに。
過保護過ぎやしない??
まさか、セタちゃんに眞小呂や惠梦を重ねてないよねぇ??
セロフィートと言い、玄武と言い、ブラコンなんだから!
私がローブを脱いで、椅子の上に腰を下ろして座る間にセロフィートが料理を食器の上へ盛り付けてくれていた。
手早くて丁寧、プロ級で惚れ惚れしちゃう程の手際の良さに感服するわ。
セタ
「 ──わぁっ!
すごぉい!!
此ってさっき屋台で買った料理なの?? 」
セロフィート
『 偶には良いでしょう? 』
エノ
「 外でテーブルコーデされた料理を食べるのもいいよね♪
セタちゃん、 “ いただきます ” して食べよっか 」
セタ
「 うん! 」
セタちゃんと私は胸の前で両手を合わせて、〈 信仰神タココミエット様 〉へ「 いただきます 」をした。
食前にする長ったらしい感謝の祈りを短略化したやつね。
祈りの言葉って、海外ドラマや洋画で見るけど、長いから私は遠慮したい。
だって早く食べたいんだもん!!
祈ってる間にホカホカの料理が冷めちゃったら嫌だもんね。
毎度きちんと感謝の祈りを捧げている人達には御免なさいになるけど…。
「 いただきます 」をしたセタちゃんと私は、リッチに変身した屋台料理を食べ始めた。




