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No.12:大場翔真の実力

林(去年の甲子園を見て大場サンのイメージは大体掴めてるんや。)



(奪三振能力に長けた本格派サウスポー。ストレートは2年夏の時点で最速150km/h。変化量を自由自在に操れる代名詞とも言えるフォークボール。安定してストライクを取ることが出来るカウント球のカーブ。)




林(カーブなんて意識してられへん。ストレートとフォークが化け物やからな。)




西口(積極的に攻めていきますよ。)





林(やから狙うのは…)



ビュゴォォォゥゥッッーーーッ!!!!




(インコース、クロスファイヤーのストレート!!)







ズッバァァーーーーッンッ!!!




西口(ナイスボール。)



林(読めてたのに…まったく当てられへんかった…?)


西口(初の実戦形式の打席の初球、いきなりこのインコースのストレートに振っていける時点でコイツは十分ハイレベルだ。)




林(ごっつうヤバいストレート投げはるわ…。打席に立つとホンマにえげつないわ…。)




西口(まぁ、ここは無難に攻めてくよね。)


林(こんなん思いっきり意識しな、打てへんわ…。)



ビュゴォォォゥゥッッーーーッ!!!!




林(!?)




カクッッ!!




ズバーーッン!!






西口『アウトコースギリギリ。ストライクだな。これでツーナッシング。』




酒井(大場先輩…この人…とんでもないぞ…。)



林(カーブで外のボール気味のコースからストライクにいれてきたやと…。初球あのストレート見せられたら手が出るわけないやんけ…。)




西口(もう、ボールを絞ることは出来ん。最後はこれで行く。)




林(切り替えや…。まだ1球チャンスはある…。)






ビュゴォォォゥゥッッーーーッ!!!!




林(アウトコース!!)




カクゥゥッッッ!!!!!


林(…!!!)




(なん…、やと……。)






ズッバァァーーーーッンッ!!!





西口(まぁ、どんな凄い実績もった15歳でも、さすがにコレはキツいな。)


林(なんや最後のフォーク…。フォークやと分かった時にはもう…。)




“大場サン…。ホンマもんの怪物やで…。”





大場『おっけ!まずワンナウトな!』

長澤(やっば…。今のストレート、カーブ、フォーク、全部完璧じゃん…。)


酒井(大騎が…完全に圧倒された…。何も出来ずに三球三振って…。)




林(俺が今まで戦ってきた世界なんて大したことなかったんやな。)





(実力不足や。この程度の実力じゃトップレベルでは戦えへん…。)





酒井(次は俺だけど…さすがに目の前でこのピッチングを見せられるとね…。)




西口(次はキャッチャー志望の酒井か。見た感じキャッチングは結構レベルが高かったが、バッティングはどうなんだ?)



林(全国ベスト8の名古屋中央シニアで確か1番打ってたって言うてはったな。)



(簡単に終わったらあきまへんで。逸也はん。)




西口(対1年とはいえ、最近実戦から離れてた翔真先輩の調整には持ってこいか。)





 ***


時は過ぎ、全体練習の終了時間。




慶野『よし!各自自主練な!』

『『はいっ!!』』



村田『くそ…マジ最悪の日だった…。』


酒井『お疲れさん。サボってなかったか?』


村田『うぅ。』


林『アホヅラはん、やっとペナルティ終わったんやな。ホンマウケるわ。』


村田『黙れクソ関西人。』


林『逸也はん。トスバッティング付き合ってくれへんか。』


酒井『おっ、いいね。俺もちょうどやりたかったんだ。』


林『奇遇やな。ま、あんだけのピッチングされたら、そら嫌でもバット振る気にさせられるわ。』


酒井『ほんと。大場先輩ね。あの人ヤバすぎるよね。』


林『逸也はんしか、結局前に飛ばせなかったんよな。俺も完敗やったわ。』


酒井『俺もただの詰まったショートゴロだよ。なんも自慢できねえ。』


林『でも逸也はん以外は全員三振やで?逸也はん、バッティングええんやな。』


酒井『当てるのが得意なだけでバッティングはまだまだ課題が沢山だよ。』


林『でも、今日の大場サンとの対決、出来て良かったわ。自分の力不足が分かったさかい、また一段と燃えてきたわ。』


酒井『ほんとそれ。でもまだ入学したばっかだし、1つずつ課題をクリアしていきたいな。』





__________

上級生紹介のコーナー

大場(おおば) 翔真(しょうま)

左投げ左打ち:投手:3年生(副主将)

2年夏の時点で最速150km/hの直球と変化量を自由自在に変えることの出来るウイニングショットのフォークボール、コントロールよくカウントを整えられるカーブが主な球種。奪三振能力が非常に高い快速サウスポー。現在ツーシーム習得を試みている。1年夏からエースナンバーを背負い、2年夏の甲子園1回戦の晟西戦でノーヒットノーランを記録。2回戦で3回もたず8失点ノックアウトされるも以降は安定した成績を残す。打者としても非凡で打線では3番を打つ投打の柱。準々決勝ではサヨナラホームランを放つなど、チームの甲子園準優勝の原動力になった。甘いマスクも売りで進学校の邦南のエースであることから『IQ王子』と称された。中学時代はU-15日本代表のエースを務めた実績も持つ。2年生ながら昨夏はU-18日本代表にも選ばれた。

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