〜自己紹介〜そしてイツメン形成へ
皆さんこんばんは!Pongori Suchus です!是非最後までご覧下さい!
その後8時半にHRが始まること、教室に入ったら自己紹介をすることなどの話を受けた。
「……………………」
何故先生はあまり人通りのない廊下の隅で俺を透明化させたんだ…まあ転入生がHR前に教室に入るのはおかしいし、俺自身、かなり場所を取るからな…。
HRまで残り五分。すると俺のクラスメイトとなる恵梨香とチャラそうな金髪の男が会話しながら教室に入って行く…。
チャイムがなるまで残り30秒となった。もう生徒は誰もいない。
その時、急いで階段を駆け上がり教室に向かう先生がいた。扉の前で一呼吸すると俺の方向を向き、手で「もうこっちに来て大丈夫だよ」と合図を送り教室に入った。そして……
キーンコーンカーンコーン………!
HRのチャイムが鳴ると同時に、俺は透明化を解除し教室へ向かった。
HRの内容は、今日の流れや連絡事項などわたいもない話だった。どうやら今日は午前中で終わるらしい。
朝のHRが終盤に近づく中、遂に先生がこのクラスに転入生が来ますと生徒達に伝えた。教室内がいきなりザワつくのがはっきりと分かる。
そして俺は教室の扉を静かに開け一歩一歩を踏み締めるように歩き、ホワイトボードの中央に立った。
「………三条武龍です。この身体で色々と周りに迷惑をかけるかもしれませんが、いち早くこのクラスに馴染めるように頑張ります。よろしくお願いします」
「…………………」
その瞬間、生徒達から発せさせる雰囲気が一気に今すぐ捕食されそうな小動物のように凍りついた……。
そうだよな……あらかじめ雰囲気がこうなることは予想していたが、改めて現実を突きつけられると少なからず心に来るものがあった。
「なにか、三条君に質問したいことはあるかな………」
「……………………はい」
手を挙げたのは眠たげな様子の恵梨香だった。
「————!?」
教室内にいる生徒全員が驚愕していた。そう、彼女は俺の秘密を知ってしまった唯一の生徒だ。果たして、どんな質問が飛んでくるのか、俺はとっさに身構えた。
「好きな食べ物はなんですか…」
まさかの質問に一瞬頭が止まってしまった。確か恵梨香は朝に弱いと聞いたが…とりあえず答えるか。
「……焼肉」
案の定、教室内の空気がまた一層冷え込んだのだった。
「じゃあ、三条君は奥の少しスペースがある特別席へ座ってね。それでは皆さん、三条君と是非仲良くして下さいね…」
朝のHRは不穏な雰囲気を纏わせその幕を閉じた。
休み時間の途中、俺は特別席の横にある窓かは景色を眺めていた…。
すると待機中に見た金髪のチャラ男が俺の肩をポンと叩いた。
「なーに落ち込んでる顔してんだよ。転入生さんっ」
「まさか…恵梨香と一緒にいた奴か?」
「なにぃ!?なんで分かんだ!?お前、もしかして恵梨香の知り合いか?」
「あぁ。だが知り合ってまだ数日だがな。すまないが、知り合った詳しい経緯は言えない」
「そうか…そういえば今日恵梨香が話してた恐竜って武龍のことだったのか…」
「…名前はなんていうんだ…?」
「へ?俺の名前は一ノ瀬竜也。よろしくな」
「改めて、俺は三条武龍。よろしく頼む。
……一つ聞きたいんだが……俺が怖くないのか…」
「まあ最初見た時は正直ビビった…。けどよ、今日登校中に恵梨香から色んな話を聞いて面白そうなヤツだなって思ってよ…。ダメか?」
「いや、別に構わねェ。俺を怪物扱いしない人間なんて数えられる程度しかいなかったから多少驚いただけだ…」
「怪物ねぇ……。俺は武龍のことを怪物の皮を被った人間だと思ってるけどな〜。」
「……半分間違い半分正解とは言えなくもないな…おっ」
俺と竜也の前にやっと眠気が覚めたであろう恵梨香がやってきた。
「おはよ、武龍。今日はなんだか恥ずかしい思いをさせちゃって悪かったわね…」
「気にしないでくれ、恵梨香。焼肉は俺が子供の頃からの大好物なんだ。今更隠す気はねェ」
「そういえば、武龍ってここに来る前どの学園に通ってたの…?」
「出洲都路井国際学院だ」
「っぷっ……!!!どんな名前してるのよw」
「ハハっ!!そんな馬鹿みたいな学園日本にあるのか!?」
こうして俺たち3人のイツメンが形成されたのだった。
次回PostCroc 第22話「ポストスクス」お楽しみに!




