夜明けのアパート
皆さんおはようございます!Pongori Suchus です!
昨日は絵に夢中になり更新を忘れてしまい申し訳ございませんでした。
第17話 アパートで迎える朝
「はっ!!!えっ……なにここ…?誰かの家?」
「よぉ、高校生人気コスプレイヤーのEriさん。俺はこのアパートの管理人をしてる横山真斗だ。君の知り合いさんの武龍は、最近ここに住み始めたんだ。
……良かったな、今のところ目立つ怪我はしていない。」
「…………アタシ……武龍に乗ってタワーを……あっそういえば武龍はっ!!」
「呼んだか……Eri.」
「アンタ、無事だったのね…!!って、昨日の傷…全部治ったの…!?一体誰が……?」
「それはな…………」
前日の夜
(クソっこのままじゃ……!出血多量で死んじまう………!!)
「奇遇だね、破壊竜一号……激しい戦闘お疲れ様……」
「狂崎……!!死にそうな時に限って……俺の命を狙うつもりか…!!」
「いや、違うよ一号。僕は君の命を奪いに来たんじゃない、君を救いに治療しにきたのさ」
「——なん、だと……!?」
「君、あと4日で常河市の学園に転入するのだろう……?こんな傷跡を生徒や教員達に見せたら、どんな反応が返ってくるかな…?
あと、君がここで死んでしまったら、ラザードが悲しむからね…」
「何故その情報を知ってやがる……!?まさかスパイか…?」
「まあ実質そんなものかな。僕は君を造った人物の一人だからね。我が子の様子を陰から観察してもいいじゃないか。」
「もういい…勝手に観とけ……っ!」
「ふむ……こりゃ酷い……この様子だと、あと数時間もすればたとえ最強の暴君であれ命を落としてしまってただろうね…。でも、もう安心してくれ。今から治療を始めるからね。」
ボワっ……!!
狂崎から溢れ出る優しいオーラが俺の全身を包み込んだ。
「っ……!?」
なんだ…このフワフワな羽毛に包まれたような暖かい感覚は……!?何故だか、身体の活力が戻って来るような感じだ……。
「僕の発する神秘は、対象者に送り込むことでその人の自己治癒能力を飛躍的に向上させることができる。
これで数時間後には君に数十箇所以上ある傷も完治するはずだよ…」
「傷、治してくれてありがとな……だが、その傷を治したこと…絶対後悔させてやるからな」
「フフ…楽しみにしてるよ、破壊竜一号。さて僕はラザードのお見舞い品を買いに行かないと…では、楽しい学園生活を送ってくれたまえ…!」
そう言い残し、白衣の男…狂崎は去っていった……。
「……というわけだ」
「あの狂崎ってヤツ、アタシを脅迫した癖に武龍には優しくしたのマジで信じらんないんだけど!!!」
「ラザード陣営にとって、俺を生かした方が都合がいいのだろうな……」
「そうね……。そういえばアンタ、4日後に学園に転入するとか言ってたけど…もしかして転入先って富玉学園……?」
「あぁ。俺は富玉学園2年生として転入する学生だ」
「う、嘘でしょ……!?アタシと同学年じゃない!?しかもこの身体でどうやって生活すんのよ…!?」
「安心しろ。そこんことろは死んだお袋が色々学園長と色々話し合ってるから、大丈夫だ」
「アンタのお袋さん、結構アグレッシブなのね…」
「ホントそうだよ……つか、名前なんて言うんだ?偶然同じクラスになる可能性も無くはないからな」
「アタシの名前は刃宇留 恵梨香よ。Eri.っていうのは、アタシのコスプレイヤーとして名前なの。よろしく頼むわね…!武龍!」
「あぁ、こちらこそ。よろしくな、恵梨香」
ゴゴゴゴゴ…………
「兄さん、兄さんっ……!!」
「大丈夫だよ、セラフィナ。君のお兄さんは絶対に治るから」
「で、これからどうするでござるか…?狂崎?」
「引き続き小規模な恐竜イベントの襲撃や、同志の確保に専念するのが最善だろう……」
やがて来る日本恐竜サミットを襲撃し、偉大なる偽鰐類の力を……全国民に見せつけるためにね……!!!
次回PostCroc 「転入前夜」
お楽しみに!




