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孵卵器 支援型適用孵卵器

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 畑の納屋で目が覚めた俺はそのまま外に出てゴウカ達と挨拶をかわす。畑の花の植え替えを行いながら皆のご飯を渡し一通りのルーティーンを終わらせた後、テイムギルドに向かう。


 「おはようございます」

 「おはようございます」

 「グァ!」


 今回連れて来たのはゴウカだけ連れて施設の中に入り受付のNPCに挨拶する。


 「すいません。孵卵器を買いたいんですけど何がありますか」

 「孵卵器ですね。ソラウミさんのランクではこちらから選ぶことが出来ます」


 画面に映された孵卵器の一覧には攻撃向上、防御向上など各ステータスを伸ばすことが出来る孵卵器から属性耐性を与える孵卵器、さらには属性攻撃を上げるものまで揃っている。ランクを上げる事で解放される孵卵器のバリエーションが増えたので6まで進めてから買うことにした。その中から選んだのは


 「それじゃあ、支援型適用孵卵器をください」

 「わかりました。こちら10万ガルドになります」


 俺がその中から選んだのはランク6で解放された適用孵卵器という種類だ。これは確実に生まれるモンスに適用された能力を与える物であり攻撃、魔法、防御、早さ、知識、支援とある。今回、支援を選んだのは単純にバフを与えてくれるモンスがいないからそれが出来るモンスが欲しいと思いこれにすることに決めた。


 ちなみに孵卵器やモンスの情報はテイマー使いのトッププレイヤーの掲示板に乗っておりこの人はすでに何体ものモンスをテイムしてはそのモンスターが持っているスキルや能力さらには特殊個体はどんなステータスなのかまで検証している凄いプレイヤーらしい。


 購入し終わった後、それを納屋の中に出した。形的には卵一個はいる大きさの縦置き出来る機械型の入れ物が出て来た。出した後にウインド画面に『卵を設置してください』と書かれたメッセージが来たので赤茶の卵をセットした。後は待つだけだが


 「グァ?」

 「ス~?」

 「ーー?」


 納屋の中で俺が何か作業している姿を見て木になって来たゴウカ達は初めて見る物に興味を持っていた。


 「これは、前のイベントで手に入れた赤茶の卵だぞ。このアイテムがあれば新しい仲間が生まれるんだ」


 簡単な説明をするとスミン並びに精霊子達は孵卵器の前に来て卵が生まれる瞬間を見ようとしていた。説明不足だったらしくすぐに生まれると思ってしまったらしい。


 「・・・あ~、生まれるのはまだまだ先だよ」

 「ス~」


 それを聞いてがっかりするスミン達は外に出ていく中で何故かゴウカだけは俺を見ていた。その眼には何といえばいいのか俺を疑っているような目線だった。


 「ど、どうした?」

 「グァ」


 ジェスチャーで分かったのは「これイベントの時の奴じゃない?」ってな感じのことを言っていた。そしてこっちを見る目はこれのこと忘れてただろと言いたげの者であることを俺は察した。


 「いや、違うんですよゴウカさんホントは終わった直後にやろうとしていたんです。でも友達が来ちゃって冒険がちょっと長引いちゃっただけなんですはい、決死って忘れていたなんてそんなこと・・・」

 「・・・・」

 「・・・はい、すいません完全に忘れてたんです」

 「グァ~」


 無言の圧に負けた俺は素直に謝った。ゴウカも「仕方ないな~」と言わんばかりにため息をついていた。肩をポンポンと叩かれて次は気お付けてねと慰められた。今度は卵を手に入れたらすぐに孵卵器を買おうそう心に誓った。

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