ゆっくり休もうか
久しぶりに今までの読み返すと、誤字がいっぱい……あれぇ? 修正したはずなのになぁ?
『本日の予選会はここで終了とさせていただきます』
予選会は約一週間にわたって行われる。一学年につき二日だ。
ーーーちょうど俺で終わったな
ーーー《一学年はあと半分、マスターとレオ様(笑)は予選通過ほぼ確実……残る一名は誰になるのでしょう》
ーーーぷっ! お、おい(笑)って……や、やめい! 笑ってしまうではないか
ネタという枠を確立したレオ様。
「んふ、ふふふ……」
堪えきれず笑ってしまった俺に、
「何してんだお前」
レオ様登場。
「ぶふぉ! れ、レオ様(笑)!」
「馬鹿にしてんのかおい?」
ーーーいかんいかん、堪えろ、堪えるんだ俺!
「ふふっw」
「ぶっ飛ばすぞてめぇ……」
そろそろガチ切れされそうだ。
「す、すいません!」
「ちっ、イライラすんなぁ」
「そういえばおめでとうございます」
「何がだよ」
本当に面倒くさそうに相手をしてくれる。
ーーー悲しいぜおい
「勝ったじゃないですか、レシファさんに」
「あ? だったらてめぇも勝ったじゃねぇか」
再び、馬鹿にしてんのかおいを頂いた。
「いや、あれはたまたまーー」
「んな事で勝てる相手はいねぇぞ、センス学院には」
「そ、そうなんですか」
ーーーやばい、疑われてる?
「ちっ、何企んでんのか知らねぇけど、俺に面倒事ふっかけたらタダじゃすませねぇぞ」
「はいぃ」
いつもの舌打ちをしてレオ様は去って行った。
「あ、レシファさん忘れてた」
そういえば、あれからどうなっているだろうか。
ーーー怪我とかは治ったみたいだから大丈夫かな?
魔術って便利だと改めて思う。
「まぁ、あの人なら大丈夫か」
「レシファさん居ます?」
医務室の扉を開け、中に入るが、
「ん? あら、レシファさんなら結構前に出て行きましたよ」
ここの先生だろうか、そのおばちゃんがそう答えてくれた。
「そうですか、ありがとうございます」
ーーー居なかったか
ならばもう帰ろう、そう思って医務室を出た時、
「あら、ツダ君」
レシファの声がした。
「あ、いた」
てくてくとこちらへ向かってくる。
「無事勝利、おめでとうございます」
「あはは、ありがとうございます」
ぺこりとお辞儀されたのでこちらもする。
「あの、良ければうちで何か食べます? お疲れ会的な」
そういつものように誘うが、
「っ! いえ……今日はおことわりさせていただくわ」
そう言うレシファの顔は元気がない。
ーーー元気になったって……勘違いしてんじゃねぇよ俺
ーーー《いつもの楽観的思考が裏目に出ましたね》
「全くだよ」
「え?」
「ああいえ、すいません気を使うことが出来なくて……」
「大丈夫ですわ、明日にでもなったらいつもの元気な私に戻ると思いますから!」
と、空元気をだすレシファ。
「レシファさん」
俺はそう呼びかける。
「さあ、私はもう行きますわよ」
「レシファさん」
次は少し強めに。
「あら、なんですの? そんな顔して」
ーーーそんな顔させてんのはレシファさんのせいだろ
「やっぱり今日はうちで食べていってください」
「いえ、だから私はーー」
「そんなに悔しかったのなら、ヤケ食いして紛らわせましょうよ」
「別に、そこまでは……」
「隠さなくて良いんですよ、今は」
「だから一体何を言っているの!?」
ーーーこの人は気づいているのかな
「私はそこまで悔しくなどありませんわ」
「レシファさん」
「だから何よ!」
苛立つレシファに俺は口を開いた。
「だったら、どうして泣いているんですか?」
「えっ……あれ? 何故かしら……」
今気づいたのか、涙を拭い始めた。
「やっぱり、こんなんじゃ明日は大変じゃないんですか?」
「だ、大丈夫よ……」
「大丈夫じゃありません」
俺は引くつもりは無い。
「この大会は魔術を目指す者にとってかなり重要な大会……悔しくないわけありませんよ」
「ツダ君……」
「いいですか? これは俺の我儘です。レシファさんは今、精神的にかなりこたえている。それなのに、友達の俺がお節介しなくてどうするんですか」
「うぅ」
ーーー友達って勝手に言っちゃったけど、大丈夫かなぁ?
「だから勝手ながら魔王城へ招待させていただきます。いつものように食べて、愚痴をこぼして……そしていっぱい泣いて思いを吐き出してくださいな」
「ひぐっ……うくっ」
そして俺からの重大発表、
「ちなみに今回は俺が友達の為に、リリィには程遠いんですけど料理を振る舞わせて頂きます!」
その時、レシファの目からは残念そうな色が浮かんだ気がした。
ーーーごめんね! でも作るから!!
いつも読んでいただきありがとうございます!




