3-7 俺たちは
レオン視点です。
俺たちは、ギルドマスターから降格処分と自宅謹慎を命じられた。
ペッレは、自宅謹慎になった。
まさかこの世界に、レナが言っていた病があると思わなかった。
「ねぇ、レオン……」
「どうした?シエラ。」
「わたしたち、レナに謝らないといけない。」
「……そうだな。」
「ねぇ、レオン、わたしたちさ。レナのこと悪く言っといて指輪外してないの。気づいてる?」
「……え。」
気づいていなかった。
言われてみればそうだ。
俺たちの左薬指には、レナに貰った指輪が輝いている。
「レナは、わたしたちのことすごい考えてくれていた。話を遮らないように頷いたりして話聞いてるよってアクションしてくれていた」
「シエラ……」
「……わたしたち、レナをおいつめた……!レナを壊しちゃった……!わたしたちのせいで……」
シエラが泣き叫ぶ。
俺は、シエラを抱きしめるしか無かった。
「今更気づいたって遅いってわかってる……!でも……謝りたい……」
―トントン―
「……レオン、入ってもいいか。」
「ルイスか、いいぞ。」
ルイスとリーナが入ってきた。
「なぁ、俺ら、レナに謝らないといけないんじゃないか。」
ルイスが切り出した。
「分かってる……分かってるんだ……」
レナは、2年前からずっと姿を見せていない。
今じゃもうどこにいるかも分からない。
リーナが切り込む
「ねぇ。もうさ、遅いんだよ。私たち。こんなに綺麗な指輪もらっておいて、レナのこと誰も信じなかった。私たちが今謝って、許されると思う?」
シエラが口を開く。
「レナは頷いて話を受け止めようとしてくれてたのに、私はそれを ‘嘘っぽい’ とか思ってた」
「俺は、話が途切れるレナに苛立ってしまった」
リーナ
「わたしは、レナの言う“違う世界の常識”を笑って流した」
ルイス
「暴動のあと、レナが泣いていたことに気づいていたのに目を逸らした」
「……ねぇ、みんな。もう、冒険者、引退しよう……」
シエラが提案する。
「人を守りたいって思って私たちは冒険者になったんだよ……?なのに、レナを信じれずに逆に追い込んだ……。そんな私たちに、人を守る資格はないよ……」
「シエラの言う通りね。もう、やめましょ。私たち。」
ルイスもその提案に静かに頷く。
「そうだな……」
俺たちは最後に、指輪を撫で太陽にかざした。
「「「「……レナ、、、ごめん」」」」




