3-4 ヴァロンの過去
こちらはヴァロン視点です!
俺は、王族騎士の家系の次男として産まれた。
母は俺が2歳の頃に持病で亡くなり、それからは父と兄と3人で暮らしていた。
この世界では生まれつきスキルを授かる。
だが、俺のスキルは異様だった。
状態異常無効
エクスクラメーションヒール
このふたつだった。
エクスクラメーションヒールというのは、あらゆる病も怪我もそして、老いさえも直してしまうものだ。
ほぼ不老と変わらない。
そんな俺のことを2人は神様に愛されてる結果なんだよと変わらず接してくれていた
19の時、父と兄と一緒に戦に出ることになった。
相手は盗賊だった。
盗賊は2千人、こちらは500人だった。
兄と父はすごくてな。
剣に上級魔法である、フレイアをまとって敵を倒したんだ。
でも、数には勝てなかった。
兄は、盗賊が使った闇魔法に呑まれる前に自死した。
父は、10人に槍で突かれた
そして俺も。
俺は20人に囲まれて刺された。
でも、傷はつけたそばから消えていく。
俺だけ天に昇ることが出来なかった。
最終的に、盗賊は壊滅。
俺は王に男爵地位をもらった。
でも、喜びも何も感じることは出来なかった
守る者はもう居ない。
剣の指導をしてくれる奴もみんな天に昇ってしまった。
心は何も感じなかった。
でも、そんな時、レナ、君が飛び出してきた。
びっくりしたよ。
何も信じない、楽しめない、そんな目をしていた。
その目を見た瞬間
あぁ、俺と同じだと思ったよ。
だから、どんな子なんだって気になった。
跡をつけたけど、消えて居なくなってたから驚いた。
まさか転移だったなんてな。
次に会えるのはいつだろうって、毎日ギルドに通ったよ。
そしたら、7日目でようやく君にまた会えた。
ただ、女性と話すのは久しぶりだったんでな、お茶に誘うしかなかった。
でも、たくさん話してやっぱり君が好きだと思ったんだ。
そして、君と別れた後、街で暴動が起きた。
何事だと思って見たら、君が逃げていた。
後ろには、冒険者たちが魔法を打ち続けている。
頭に血が登ったよ。
でも、君を守るのが最優先だと思った。
そしたら、フェンリルの……ミーサか。
ミーサが君のとこまで案内してくれてな。
だから、君を守ることが出来た。
勢い余って抱きしめてしまったがな。
これで終わりだ。
それで……だ。
お願いがあるんだが……




