3-2 この世界は
その場に静寂が訪れる。
口を最初に開いたのは、レオンだった。
《信じれないって……俺たちのこともか》
その言葉にドクンと心臓が嫌な音を立てる
《そう言うことよね。だって信じられないんだもん》
《障害ってなんだよ。ただの話通じないやつの言い訳じゃなくて?》
《それって病気なんでしょ。移るってことだよね。》
リーナ、ルイス、シエラと次々に言う。
《やっぱり、レナさんって普通じゃないんですね。》
ペッレが冷めた顔で私を見る。
あぁ……
なんでわたし、言えば分かっもらえるなんて思ったんだろ
言わなきゃ良かった……
次の瞬間、ギルド中から声が聞こえ出す
《うげぇ、やっぱりお前普通じゃねぇのかよ》
《うっわ近寄んなよクズ》
《最悪、あんな女と同じ空気吸ってたなんて》
《確かにあいつ、爆発起こしたらしいしもしや魔王なんじゃね?》
《え、こわ》
《レオンたちもなんで仲良くしたんだよ》
《ペッレの言った通りね》
《あんたたくさん男に色目使ってたものねぇ》
《え、まじかよ、きんも》
━━ダンッ!!!━━
レオンが机を叩き席を立つ
《お前にこの世界にいる資格は無い。》
目の前が真っ暗になった。
どうして?
なんでそんな事言うの?
なんで?
ねぇ、どうして!!
「なんでよ!私はただここなら生きていられるって思っただけじゃない!わたしは!生きていいって言われた気がしたから!それがほんとに嬉しかったから!だから言ったのに!!!なんでよ!どうしてよ!信じてたのに……」
声が枯れるまで叫ぶ。
「あんた達なんか信じるんじゃなかった!あんたたちと出会わなければ良かった!あんた達なんか……あんたたちなんかのこと…………友達だなんて、思わなければ良かった……」
《うるせぇ!》
1人が私に向けて魔法を打ってきた。
それを見た1人、また1人とわたしに魔法を打ってくる。
幸い、わたしには常時、ミーサが結界を貼ってくれてるおかげで無事だ。
ミーサがこの場にいなくて良かった……
ミーサにはギルドの外で待ってもらっている。
冒険者たちが、色んな魔法を打ってくる……
《このバケモノが……!!!》
バケモノ、か……
私がバケモノならばこの人達はなんなんだろうか
だんだん心が無くなっていく
冷めてた心が何も感じなくなっていく
悲しい
辛い
嫌だ
どうして
助けて
信じてたのに
なんで
思いがひとつずつサラサラと消えていく
どんどんどんどん落とされていく
何もする気が起きなくなっていく
何も感じない
何も思わない
目の前にいる者たちが悪魔に見えてきた。
人を人とも思わぬ悪魔たち
いい加減めんどくさくなってきた
私はギルドを飛び出し、街中を逃げ回る
だが、悪魔たちは追いかけてくる
街が焼け、人々が逃げまどっても魔法を打ち続けてきた
もう疲れた
走るのも
魔法を打たれるのも。
足を止めようとした途端、誰かに腕を引かれた




