33 栄えある優勝は誰の手に?レインボーカップ杯
「栄えある優勝はセンシ・ドスコイ。」
「アストリア王国のラーメンの麺一年分を贈呈します。」
どうぞこちらです。といった風に見せられるラーメン、一年分。
そして渡されるトロフィー。
そしてそれを戦士が壇上に上がり、一礼して受け取る。
「くっ、あと一歩、届かなかったくま。」
それをうらやましそうに見るくまたん。
「くまごろー選手、最後までドスコイ選手と張り合っていましたが敗因は?」
司会からマイクのようなものを向けられるくまたん。
「ラーメンのスープを欲かいて、全部飲んだことくま。うっちょっと気持ちわるくま。」
くまたんは観客に見えないように、テーブルクロスの下へと屈む。
「というわけで、優勝はセンシ・ドスコイ選手‼皆様盛大な拍手を‼」
司会の掛け声とともに起こる拍手の海。
ラーメン対決は戦士の勝利ということで幕を閉じたのである。
☆☆☆
「勇者ちょっとつきあうくま。マジックバックは持ってるくま?」
勇者くんの袖を引っ張り、客のいないところに連れていくくまたんいや、くまごろう。
「???」
「ちょっと貸すくま。」
「???」
勇者のカバンを半ば勝手に借りるくまたん。
「おっおぇ…。」
「ししょ―、そうはさせません。」
すっとマジックバックを取り戻す勇者。
「だんだん、ししょ―の考えが読めてきました。いま、俺のマジックバックにおえ―するつもりでしたね?」
「なぜわかったくま?」
「おっ…。」
「おえー。」
見せられないよ‼がくまごろうの口から出た。
とてもきれいな虹色をしている‼
「とりあえず、戦士ここに立ってくれ。」
「いいけど…。何かあるのか?」
「見せられないので、戦士の肉体で隠すんだ。」
「????」
「え?誰に対して?むしろ、後ろからは丸見えなんだが…。」
「いいか戦士。ここにカメラがあると思え。」
「いや、だから何の話?」




