表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/96

13.現実逃避という名の妄想パラダイス


私の目の前にいるキラキラしい者達はいったい何なんだぁ~


花々が咲き誇る庭園の一画に配置された四阿。柱にも蔓が巻きつき色とりどりの花が咲き乱れる様は、まるで花で造った柱が建っているようにも見える。


その真ん中で歓談する金、黒、赤の華たち。

………眼福だぁ❤︎(現実逃避中)




「クレアはアイシャ嬢と仲良しになったみたいだね。初めてのお友達かな?

沢山の人達との交友関係を深めて行く事はとても大切なことだよ。」


「えぇ。お兄様。

わたくしアイシャには感謝しておりますの。愚かなわたくしの目を覚ましてくださいましたわ。アイシャとは末永く、姉妹のような関係を築いて行きたいと思いますの」


「………ふふふ…そうだねぇ~

クレアとアイシャなら姉妹のような関係になれると思うよ。将来的にもね。

アイシャもそう思わないかい?」


「………はは…ははは………」


「ノア王太子殿下、アイシャはリンベル伯爵家の者です。まずは父に話を通して頂かないと!」


「ダニエル………

クレアとアイシャの姉妹話は例え話じゃないか。

目くじらを立てるものではないよ」


「………くくっ………ははは………

王太子殿下も人が悪い。ダニエルも揶揄われているぞ」


目の前で繰り広げられる金、黒、赤+クレア王女の際どい会話に現実逃避したくなる私の気持ちも分かって欲しい。


………あぁ、白目むいてぶっ倒れたーい!





「ところでリアムは最近よく騎士団の練習に参加しているようだけど、何か心境の変化でもあったのかな?」


「別に心境の変化などないですよ。王太子殿下の側近の一人として剣の腕も磨いておく必要があると考えただけです。

それにキースも最近入団しましたからね」


「キースというと、ナイトレイ侯爵家のキースか?

確か、ナイトレイ侯爵家は武の最高峰であったか。

まぁ、そこの子息であれば騎士団に入団するのは順当だね。侯爵も騎士団長だしねぇ~

しかし、対極にある知の最高峰のウェスト侯爵子息のリアムがナイトレイ侯爵家の子息と仲が良かったとは、意外だね。騎士団長と宰相は仲が悪かったと思うけど?」


「アイツとは幼なじみなんですよ。ただそれだけです………」


「そう、今はそういう事にしておこうか」




目の前で進む会話に参加する事を早々に放棄した私は違う世界へ飛んでいた。


………騎士団…いい響き❤︎


男同士の熱い友情に、汗飛び散る肉弾戦に見つめ合い剣をぶつけ合う接近戦。


力を認め合い育まれる友情が愛情に変わるのは早かった。


君を失うのは耐えがたい。行かないでくれ!


しかし国の為に戦い命を散らす事こそ騎士の本願。

止めないでくれ………


なら俺を切り捨てて行くがいい。


二人の目と目が絡み合う。


剣を握り構える恋人達。


強くぶつかり合う剣と剣が弾き飛び互いに抱き合う二人。


許してくれ!


別れを覚悟した二人の唇が重なり………





………うっひょぉ~❤︎ヨダレ出そう!


私は隣に座るクレア王女の手を取り叫んでいた。


「クレア様!騎士団見学させてくださいませぇぇぇぇ‼︎‼︎」


私の叫び声に場が凍りついたのは言うまでもない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ