表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そのオネェ、異世界でよろず屋を開業する  作者: S@Y@


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
28/35

第28話 ガイル、キノコになる



「笑い事じゃありません!」


 レイモンドが叫ぶ。


 ◇ ◇ ◇


「ガイル! 頭にキノコが!」


 エリーも慌てている。


 ◇ ◇ ◇


「何?」


 ガイルが自分の頭を触る。


 ◇ ◇ ◇


 ぷにっ。


 ◇ ◇ ◇


「……生えてるな」


 ◇ ◇ ◇


「冷静!?」


 レイモンドのツッコミが響く。


 ◇ ◇ ◇


 ガイルは生えたキノコを摘まむ。


 ◇ ◇ ◇


「取れば問題ない」


 ◇ ◇ ◇


「待っ――」


 ルミナが止める。


 ◇ ◇ ◇


 しかし遅かった。


 ◇ ◇ ◇


 プチッ。


 ◇ ◇ ◇


 キノコが取れる。


 ◇ ◇ ◇


 そして。


 ◇ ◇ ◇


 ポンッ。


 ◇ ◇ ◇


 新しいキノコが生えた。


 ◇ ◇ ◇


「増えたぁぁぁ!!」


 レイモンドが叫ぶ。


 ◇ ◇ ◇


「一本が二本になった」


 ニアが冷静に報告した。


 ◇ ◇ ◇


「報告してる場合ですか!?」


 ◇ ◇ ◇


 エリーは半泣きだった。


「ガイルがキノコに……」


 ◇ ◇ ◇


「俺はガイルだぞ?」


 ◇ ◇ ◇


「そこじゃありませんわ!」


 ◇ ◇ ◇


 その時だった。


 巨大熊が近付いてきた。


 ◇ ◇ ◇


 のそり。


 ◇ ◇ ◇


 ガイルの前で止まる。


 ◇ ◇ ◇


 そして。


 ◇ ◇ ◇


 ぺこり。


 ◇ ◇ ◇


 頭を下げた。


 ◇ ◇ ◇


「……え?」


 ガイルが固まる。


 ◇ ◇ ◇


 続いて。


 巨大猪。


 巨大モグラ。


 巨大ニワトリ。


 ◇ ◇ ◇


 全員がガイルに頭を下げた。


 ◇ ◇ ◇


「何これ」


 レイモンドが呟く。


 ◇ ◇ ◇


「昇進?」


 ニアが言った。


 ◇ ◇ ◇


「何にですか!?」


 ◇ ◇ ◇


 ルミナが嫌そうな顔をする。


「たぶん……」


 ◇ ◇ ◇


「たぶん?」


 ◇ ◇ ◇


「キノコ側に認識された」


 ◇ ◇ ◇


 沈黙。


 ◇ ◇ ◇


「キノコ側?」


 レイモンドが聞き返す。


 ◇ ◇ ◇


「キノコ側」


 ルミナは真顔だった。


 ◇ ◇ ◇


「人間側じゃなくて?」


 ◇ ◇ ◇


「キノコ側」


 ◇ ◇ ◇


 最悪だった。


 ◇ ◇ ◇


 その時。


 ガイルの頭。


 二本目のキノコが。


 ◇ ◇ ◇


 ピカッ。


 ◇ ◇ ◇


 光った。


 ◇ ◇ ◇


「……ん?」


 ガイルが首を傾げる。


 ◇ ◇ ◇


 次の瞬間。


 ◇ ◇ ◇


「腹減った!」


 ◇ ◇ ◇


 叫んだ。


 ◇ ◇ ◇


「は?」


 ◇ ◇ ◇


「肉が食いたい!」


 ◇ ◇ ◇


「いつもじゃないですか!」


 レイモンドがツッコむ。


 ◇ ◇ ◇


「違う!」


 ガイルが叫ぶ。


 ◇ ◇ ◇


「キノコが食いたい!」


 ◇ ◇ ◇


 沈黙。


 ◇ ◇ ◇


 ルミナが顔を覆った。


「あー……」


 ◇ ◇ ◇


「どうしたんですか!」


 レイモンドが叫ぶ。


 ◇ ◇ ◇


「始まった」


 ◇ ◇ ◇


「何が!?」


 ◇ ◇ ◇


「キノコ化」


 ◇ ◇ ◇


「嫌ぁぁぁぁぁ!!」


 ◇ ◇ ◇


 レイモンドの悲鳴が森に響く。


 そして。


 ◇ ◇ ◇


「ピィ!」


 ◇ ◇ ◇


 毛玉が。


 なぜかガイルの肩に飛び乗った。


 ◇ ◇ ◇


 まるで。


 新しいボスが決まったかのように。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ