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創造神の友達になった勇者は目立ちたくない  作者: 中テン
クローヴェン王国編
7/14

4.魔法訓練

俺は部屋を出るとすぐに広場に向かった。


「おーい相汰ー遅いよー」

「ああ、悪かった」


丁度始まる時間で、クラスの半分くらいが来ていた。


「それでは説明を始めます

まずは目を瞑って体の中に何かあると想像して動かすイメージをしてください

そしてしばらく続けると何か、感じられるはずです

それが魔力です」


結構大雑把なんだな。


「おおー」

「すげー!」

「何これ!?」

「ついに俺も今日からっ!」

「フ、我にはこんな事造作もないわ!」


厨二病はほっといて、意外とわかるんだな。


「では皆さんに魔法の書を配ります、並んで下さい」


全員に配り終えたようだ。


「では説明をします、1ページ目を開いて下さい

そこには長い文が書かれているはずです

それを並んで一人ずつ、的に手のひらを向けて読んで下さい」


一人目がやるようだ。


「ええっと、『火の精霊よ我が魔力を糧にその力をいざ見せん、ファイヤーボール!』」


手のひらの前に火球ができたかと思うと真っ直ぐ飛んでった。

バゴォォーン///

凄まじい音がなったが的は傷が少しついただけだ。


「はい、ドンドンやって下さーい

的はミスリルという頑丈な金属で出来てるので大丈夫ですよー」


俺の番か、力を制御できるか?


「はぁ、えっーと『火の...」


火のを言ったところで

勝手に火球が出てきたぞ

バゴォォーン///

威力は...少し焦げただけか...


「えーーーー!?どういう事ですかーー!?

あなた、何使いましたー!?」


進行の人に驚かれているが別になぁ。


「別に俺は普通に火球をイメージして、あの文を言おうとしただけだが?」


ポカーン

またこの顔か..。既視感(デジャヴ)...。クリスもしてたよな。


「それは、国に1人いるかどうかの問題ですぅぅ!

ほぼ無詠唱じゃないですか!?一発目からとかどんだけ規格外なんですかぁぁぁ!?」

「まぁまぁ落ち着いてくださいトルメさん

僕たちは勇者ですからこれくらい普通なんじゃないでしょうか?」

「でも、一発目からってのは....」


どうやらトルメという名前らしい。

俺が知らないのは多分遅れたからだろう。


「ちょっと貴方誰だっけ?まぁそんなことはいいわ。

私はAランクの菊月優奈よ

少し貴方の魔法が強いからって調子に乗ってるでしょう。

私と剣で戦いなさい。」


うわぁ嫌なクラスメイトに目を付けられた。

しかも周りの奴らにも見られてるし。

ふむ、どうしたものか。


「何?無視するの?そんなんだか......」

「別にいいぞ」

「え?」

「いやお前が頼んだんだろ」


ここで無視しても目立つ可能性はあるし。仕方がないことだ。


「ちょっちょっと!やめて下さいよ」

「トルメさん審判は頼んだぞ」

「はい、って駄目ですよぉぉ!」

「いいだろ別に、木刀は無いのか?」

「ありますけど..」

「なら大丈夫だ

えっと..優奈もこれでいいよな?」

「ふん!別に構わないわ」

「明日でもいいか?」

「な、逃げようとし...」

「違うもう眠いだけだ」

「まぁいいでしょう明日の朝起きたらすぐ闘技場に来なさい!」

「ああ、寝坊しなければ行く」


実際のところ眠いのではなく、

勝つか負けるかを選ばなきゃいけない。


「さてと、部屋に戻るか」


部屋に戻った俺はベッドに寝っ転がった。

Aランクのあいつに勝ったらどうなる?

1.目立つ

2.目立つ、最悪神様のことがバレる、余計に目立つ

3.偶然だと解釈される

負けた場合は?

1.バカにされる

2.Bランク(の設定)の俺は負けるのが当たり前だと思われる

あーこれくらいしか思いつかねぇ

行かないって事は...いや駄目だ

この勝負は避けらんねぇ


「...........とりあえず寝るか」

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