11.頼み事と久々の感謝の言葉
「さてと、」
結局今日稼いだのは260円ってことだろ。でもこの剣がなぁ相当のものだろう。貰って良いのかなぁ。
「ま、良いか。」
アイテムボックスにしまう瞬間...
ガチャ//
ドアが開いた。いや開いてしまったの方が正しいかもしれない。
「相汰ー今いる?」
純!?見られたか?取り敢えずいつも通りに装おう。
「いるけどノックくらいしろ。」
「ごめん、でも今なんか見えた気がするんだけど。」
やっぱり見られてたか。全力で誤魔化さなくては。
「見えたって、何がだ?」
「うーん分かんない気のせいかも。」
「そうだな、疲れてるだろうし昼食食ったら休憩しとけ。」
「わかった。」
そう言うと純は部屋を出てった。
なぜ俺の部屋に来たのかは分からなかったが。
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一方その頃..王室では..。
「うーむどうしたものかまさか、公爵家の令嬢を救ったのが。勇者だったとは...もう少し報酬を増やした方がいいかのぉ。
クリスはどう思うのじゃ?」
「そうですね。本人は目立ちたくないと申しておりますし、
多少銀貨を渡せばそれで満足でしょう」
「そうじゃな!そうしよう!」
案外ざっくりした王様でした。
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純が部屋を出て行った後、この国について調べてみた。結果、ここはクローヴェン王国の王都で。
王の名前はリザスティス・リ・クローヴェンらしい。国民に優しくどんな田舎の街でも村でも差別しないと、珍しい王様だ。んでもって隣国の王というと...うわーひでーなこれは。
庶民に差別をし、税金も高く取り、犯罪が起きても貴族じゃないと放ったらかし...他にも諸々。名前は興味ないし良いや。
「相汰ー入って良いかー?」
この声は大河だな。そういえばこっちに来てから全然話してないな。
「ああ良いぞー。」
「悪いな。邪魔する。」
なんか手に持ってんだけど。
「頼む!一緒に来てくれ!」
「ん?んん?えっと何?
急に土下座とか大丈夫か?」
これはどういう事だ?流石にびっくりするぞ。
「俺のとこにこんな手紙が届いたんだ。」
「ちょっと見せてくれ。」
「ああ見てくれ。」
んー何々、
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クックック..勇者よ我は魔王ギルメラ。
お前の恋人は我がさらった返してほしくば魔王城まで来い。
待っているぞ。
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「....」
「分かってくれるか?頼む!」
そういえばこいつ彼女いたな。じゃなくて偽物だろどう考えても魔帝だろ。どうせ魔王に仲間を連れて攻撃させて魔王が仕方なく反撃して勇者を減らしてそこを攻撃する的な作戦だろう。
「あーやめたほうが良いぞ。」
「なんでだ!?」
「実はここだけの話、聞いてしまったんだよ。」
「何をだ!」
ちょっちょ焦りすぎだろ。
「簡単に説明をするとだな、魔王は優しい奴で魔帝っていう奴が悪い奴で、
ほら魔王って勇者に倒されるって当たり前だと思ってる奴がいるだろ。魔帝ってクッソ強いらしいんだよ。だから若干俺たちを騙してるんだ。分かったか?」
コクコク//
「分かった。分かった上で頼む!付いてきてくれ!」
どうせ倒す予定だったし良いか。
「はぁー仕方ない。付いてってやるよ。」
「本当か!?」
「条件があるけどな。1つ!もう少しレベルアップしてから!2つ!信用できる人を2人まで誘う!これだけだ。」
「ああ、ありがとう」
あーあ若干泣いちゃってるじゃん。
「それより勝手に倒して良いものなのか?」
「べつにいんじゃね?どうせ倒すもんだし。」
「そうだな。改めてありがとう。」
そういえば感謝されるなんて久々だな。
「良いから良いから。飯食いに行くぞ。」
「ああ、うん分かった。」




