表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界帰還RTA:レイドイベント、録画したアニメ、待ってる猫のために秒速で世界を救って帰ることにした。  作者: イチジク浣腸


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/20

氷結の迷宮と死霊の墓所、同日攻略

「氷結の迷宮」は僅か3時間で攻略。

 ボスのフロストジャイアントから【氷結耐性 LV8】と【怪力 LV6】を複製。

「死霊の墓所」は4時間。アンデッドは物理攻撃が効きにくいが、【万能解析】の前じゃ大した事ではない。解析して核の位置を特定からの一撃必殺。

 ボスのリッチから【死霊召喚 LV5】と【魔力増幅 LV7】を複製。

 日が沈む頃、俺たちは全ての上級ダンジョンを制覇していた。

『レベル:42→58』

『【万能解析】:LV3→LV7』

『複製スキル:全15種類』

『魔王討伐成功率:68%』

「68%……もう少しだな」

 宿に戻ると、ギルドから使者が来ていた。

「あなたがサトウケンタさんですか?」

「ああ」

「3日間で上級ダンジョンを7つ攻略した件で、ギルドマスターがお呼びです」

「えっ、面倒くさいな……」

 しかし断れる雰囲気ではない。渋々ギルドへと歩みを進めた。

 ギルドマスターは50代の厳つい顔付きの男だった。

「お前が噂の【万能解析】持ちか」

「そうですけど」

「単刀直入に聞く。お前、魔王討伐を狙ってるだろ?」

 俺は思わず口篭った。

「隠す必要はない。その爆速レベリング、明らかに魔王戦を見据えているな」

「……で?」

「協力しろとは言わん。だが、もし本当に魔王を倒すつもりなら、これを持っていけ」

 ギルドマスターが取り出したのは、古びた首飾り。

「聖遺物【英雄の意志】。装備者の全能力をおよそ30%上昇させる。50年前の勇者が使っていたとされるシロモノだ。」

「……なんでこんな貴重品を?」

「私も、昔魔王討伐隊にいた。仲間を全員失って逃げ帰ったがな」

 マリアと同じか。

「だからこそ分かる。お前たちは本気だ。ただの名誉や地位に対する欲や金目当てじゃない」

「俺は帰りたいだけです」

「分かっている。だが目は嘘をつかない」

 ギルドマスターは首飾りを俺の手に握らせた。

「頼む。お前が魔王を倒せば、過去の俺や無惨に死んでいった者もきっと報われる」

「……借ります」

 宿に戻り、首飾りを装備。

『全能力30%上昇

 魔王討伐成功率:68%→79%』

「あと少し……」

 エリスが資料を広げる。

「魔王城の情報を集めました。どうやら城内には四天王がいます。倒さないと魔王の部屋にたどり着けません」

「四天王か。何日かかる?」

「通常なら1週間……でも、あなたなら」

「あぁ、1日で終わらせる」

 マリアが呆れる。

「無茶苦茶だ」

「無茶でも何でもやるしかない」

 俺は立ち上がった。

「明日、魔王城へ行く。準備しろ」

「了解」

 二人が頷く。

『帰還解析進捗:42%』

『魔王討伐成功時の帰還予測:3日以内』

 あと一歩だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ