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異世界帰還RTA:レイドイベント、録画したアニメ、待ってる猫のために秒速で世界を救って帰ることにした。  作者: イチジク浣腸


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10/20

魔王城突入、四天王瞬殺

翌朝。魔王城へ向かう馬車の中。

「緊張してる?」

エリスがそっと覗き込む。

「してない。成功率は79%。勝てる」

「わ、私は緊張してます……」

「大丈夫だ。お前の魔法は完璧だ」

向かいで、マリアが槍を研ぎながら低く呟く。

「ここに来るのは……五年ぶりだな」

「前回とは違う。今回は俺がいる」

「ずいぶんな自信だな」

「自信じゃない。計算だ」

やがて、魔王城が視界に入る。

黒い尖塔が空を突き刺す、禍々しい城。

「よし、行くぞ」

馬車を降り、城門を蹴破る。

「侵入者だ!」

雑魚の魔物が群がる――が。

「【火炎ブレス】」

口から放った炎が廊下を薙ぎ払い、一掃した。

「えっ、ドラゴンのスキル使えるの!?」

「複製した」

城内を駆ける。【万能解析】が罠も敵配置もすべて映し出している。

最短ルートで第一の間へ。

「よくぞ来た。我は四天王筆頭、剣鬼ガルド!」

巨大な剣を携えた魔族が立ちはだかる。

「マリア、任せた」

「は?」

「三十秒で倒せる。弱点は左脇腹。古い矢傷の跡だ」

「……了解」

ガルドが斬りかかる。

だが一瞬早く、マリアの槍が脇腹を貫いた。

「ガ……ハッ……」

崩れ落ちるガルド。

二十八秒。

「次」

第二の間。魔術師フェリシア。

「エリス」

「はい!」

「詠唱パターンは三種。全部読んでる。カウンターで氷結魔法」

「了解!」

フェリシアが詠唱を始めた瞬間、エリスの氷柱が一直線に突き刺さる。

「きゃあ!」

一撃で沈黙。

第三の間。獣王バロウ。

「俺がやる。【怪力】【火炎ブレス】【飛行】」

全スキル発動。

空中から炎を浴びせ、急降下。バロウの頭部を掴み、そのまま地面へ叩きつける。

「ギャアアア!」

決着。

第四の間。暗殺者シャドウ。

「姿を消して……」

「左後方三メートル。天井だ」

マリアの槍が影を射抜く。

「……なぜだ」

「全部、見えてる」

四天王、全滅。

所要時間、十二分。

「え……これで終わり?」

「まだだ。本番はここから」

最奥の扉を押し開ける。

巨大な玉座。

そこに座すは魔王ザルゴス。

「よくぞここまで来た、人間どもよ。だが、お前たちの旅もここで――」

「うるさい。始めるぞ」

「……なんだと?」

【万能解析】を最大出力。

――最終解析:魔王ザルゴス

真の弱点:心臓部の魔核

致命条件:聖属性+精神攻撃+物理貫通の三段攻撃

成功率:82%

「マリア、エリス。作戦通りだ」

「了解!」

こうして――史上最速の魔王戦が幕を開けた。

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