外れた音符
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……今のは…
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源斗は、その光景を思い出した。
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「どうですか?源斗さん。」
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戸惑う源斗を落ち着かせるかのように、エドガーが話しかける。
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「……こんなのを俺に見せて、どうするつもりだ?」
「どうも何も…楽しかった、でしょう?」
◇◆
決して認めはしないでしょうが。
「……だが、お前は…」
「別に滅ぼそうという訳ではありませんよ。ここを掌握したらすぐに旅立ちます。…私には最優先の目的があるのでね。」
「…だが…」
「私も夢を追う者ですので、同じ夢追い人の気持ちはよく分かるのですよ。」
「………」
「…今すぐに決めずとも、また聞きに来ますよ。それでは。」
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エドガーは源斗の前から姿を消した。
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◆◆
……あの光景は、本当に起こった事だ。
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源斗の記憶には、渚や唯の違和感の正体である、あった未来が鮮明に残っている。
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…そういえば学校だったな。
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源斗が重い腰を上げる。
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……行くか。
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曇り空である事と、風が吹かず湿度が高い所為なのか、全体的に空気がどんよりとしている。
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「こんにちはー。……」
「よ。」
「やっほー!」
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三人が蒼の居ない部屋に揃う。
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「今日の午後は…」
「…それなんだけど……今日からは僕、別行動になるんだよね。」
「どうして?」
「えーっと…スカウトされたんだ。一等星に。」
「凄いじゃん!おめでとー!」
「……良かったな。」
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そんな空返事をした源斗の記憶が再び記録を始めたのは、シャッター街の屋根から滴る雨粒の音からだった。
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……くそ、あー、くそ…情けない。
「……何の用だ。」
「…心は決まりましたか?」
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傘を差したエドガーが、源斗に話し掛ける。
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「……明後日、いや明々後日だ。その日の夜に来い。」
「…友達思いですね。」
「五月蠅い。…自分に整理を着けたいだけだ。」
「そうですか。…それでは、また。」
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源斗の足元にある水溜まりに、薄い花弁が溶け、消えた。
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…寒いな。……帰るか。
御三家:旧家ではあるけど権力があるとかそういう訳ではない 代々魔術師を輩出してるってだけ
日種 天草 星野の三つがあり、一説では天草と星野は日種の分家に当たるのでは?と言われている
仮にも魔術師の旧家であるため、それなりに資料や知識を備えている人が殆ど




