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未定  作者: 大倉
争奪の世、三千世界
78/108

天空:黒

「【接触(Burst:)信管(Exposure)】」


――――

「不滅」の周囲が微かに煌めく。

――――


…なんやあの光、空いじっとるんとちゃうんか。


「星灯」


――――

「不滅」が白い炎を纏う。

――――


純粋な……


「【拡大(セキ)】」


……何も変わっとら「節穴か?」


――――

空を蹴り、不滅が(シャン)に向かう。

――――


速い、やけど!


――――

天が自身の翼を、不滅の軌道に合わせる。

――――


「見え見え」や!」

「残念、それは私の台詞だ。」

「な――」


――――

不滅の体が爆ぜる。

――――


「あっつ!?」


体…やない、何か別の…


――――

爆風に乗って離れた不滅が、天に向けて槍を投げる。

――――


「そんなもん!」


――――

手で受け止めるが、

――――


「Burst」


――――

受け止めた槍が手の中で爆ぜる。

――――


「なんっ…」


――――

渚が天空の眼前に迫る。

――――

◆◇

「…弱くはないけど、経験不足かな。」

「っ…ほざけ!」


押し切れる。


――――

不滅が無数の武器をばら撒き、天へと飛ばす。

――――

全部爆ぜるんか!?


「防げるなら防いでみるといい。」


――――

辛うじて武器を逸らしたが、爆風までは防ぎきれず僅かに被弾した。

――――


「逸らし切れなかったな。君の処理できる限界を超えたのか?それとも、爆風を逸らした事が無かったのか?」

「言う訳――」

「別に言わなくていいよ。もうゲームセットだし。」


――――

気づけば、黒く染まった神域は消え去った。

――――


「ちょっと落ちつこうか。」


――――

渚が天空の頭上に、FUを落とした。

――――


「がっ――」








◆◇


「…さて、話す気になったかな?」

「こなくそ……」


神権が戻る前に説得出来なかったら……


――――

渚が煤を抜く。

――――


「俺は……あのクソ星を……」


もしかして…?


「…惑星?」

「知ってるんか!?」

「前にこの世界に来たから、私が倒したが…」

「倒……」


――――

天空の体から、力が抜ける。

――――


やば、


――――

天空が潰される前に、FUを格納庫へ戻す。

――――


「俺は…アイツを……」

「…落ち着いたか?」

「………」


――――

天空の体が徐々に縮み…

――――


……こういう種族なのか?


――――

白い小鳥になった。

――――


「葉月、とりあえずコイツを収容。隔離処理しつつ、当分は経過観察で。」

「了解しました。」

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