表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未定  作者: 大倉
争奪の世、三千世界
76/108

暴発

――――

とある公園にて

――――


「………」


――――

周囲のスライムが消え、代わりに衝撃波が空へ飛ぶ。

――――


「………」


――――

周囲のスライムが消え、代わりに衝撃波が空へ飛ぶ。

――――


「………」


――――

周囲のスライムが消え、代わりに衝撃波が空へ飛ぶ。

――――


「……多い!」


――――

湿気の多い夏では、時折スライムの大量発生が起こる。


結果、街のあちこちがスライムの粘液に覆われる為、駆除や掃除を総出でするのが通例となっている。

――――


「頑張れ頑張れ、この機に魔術の制御覚えるんだろ?」

「まあそうなんですけど。」


――――

周囲のスライムが消え、代わりに衝撃波が空へ飛ぶ。

――――








「…試しに自分で撃ってみます。」


――――

銃を戻し、指を構える。

――――


…絞って、絞って……


――――

楓の指に魔法陣が展開される。

――――


「【魔弾(フレイキューゲル)】」













「大丈夫か?」

「…何が……?」


――――

楓が地面に横たわっている。

――――


「急に気絶したんだが……」

「……特に不調はないです。」


魔術自体は発動したけど、反動で気絶した…のかな。


――――

周囲に漂っていた魔力や、辺りにへばり付いていたスライムは全て消えている。

――――


…何だこれ?


――――

楓の掌の中に、細長い物が握られている。

――――


……弾丸?


「まだ終わってないぞー。」

「…今行きます。」







「魔術の制御…は、星野さんに聞くのはお門違いですね。」

「よく分かってるな。聞くなら奏楽さんとか先生の方がおすすめだ。」


「……一応聞くが、ステ振りの概念は使ってるか?」

「試してはみたんですけど、それでも制御できなかったんですよね…」

「…なら、また別の考え方を試すのはどうだ?」


別の……


「…星野さんは、どういう風な考え方をしてるんですか?」

「俺は感覚派だから参考にならんぞ。べーっと動いてばーっと斬ってるだけだから。」


「あー……ただ、"斬る"イメージを持ってるか。それを成す為の鍛錬と、それを成した情景を想像出来れば、大体の事はできる。」


成す為の……


「星野さんは、どうして"斬る"事を思いついたんですか?」

「…俺が一年の時な、先生に連れられて色んな所に行ったんだが…その時に、一度だけ先生が刀を抜いたんだ。」

「その時の先生の太刀筋が、空間を斬っている様に見えた。それを元にしただけだ。」


「…やっぱり、お手本があったほうが良いんですかね。」

「まあそうかもな。先生に頼んでみたらどうだ?あの人知り合い多いし。」







「先生、」

「どうした?」


――――

数日後、楓は蒼に相談を持ち掛けた。

――――


「……そういう風な手本は悪癖に繋がる事もあるんだが…まあいいか。行き詰ってるみたいだし。」

「!」

「真似るなら外面だけにしろよ?あくまでもお前の固有魔術なんだから、完全に同じものは無理だ。」

「はい。」


――――

二人は人気のない郊外へ転移した。

――――


「困ってるのは威力調整だったか?」

「はい。…どうも思った様に抑えられなくて。」

「そもそも、君はどういう風な想定で魔術を発動してる?」


「……大火力…?」

「問題はそれだな。「大火力を押さえつける」っていう想定自体が間違ってる可能性がある。」


「デフォの出力を100として、楓はそれを抑えて10とかにしようとしてる。だが、魔術は別にそういう物じゃない。デフォを100じゃなくて10に変えれないか?」


デフォルトを下げる……


「…無理かもです。」

「まあ、簡単には出来ないか。………折角銃をモデルにしてるんだし、銃を元にしてみるか。」


――――

二人はアルケミストへ転移した。

――――


「…銃にも色々ある。そこまで火力が無い物、過剰火力な物、比較的ちょうどいい火力の物。」


――――

壁一面に掛けられた様々な銃器が、楓の目に映る。

――――


「幸いここはアルケミストだ。上から下、右から左…古今東西様々な物が揃っている。」

「まあ、色々試してしっくりくる物をを見本にするといい。」


「それじゃ、私はこれで。」






◆◇


「葉月、外様共の補足は出来たか?」


――――

渚がコックピットに座り直す。

――――


「まだです。…やはり地上ではなく、地下の可能性が高いとは思います。」

「…まあ、気長に探そうか。葉月は地上から地下に捜索を切り替えてくれ。私は引き続き上から探す。」

「了解しました。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ