天よ轟け!宇宙大戦争!!
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「反応を確認、避難開始。」
「何分後に来る?」
「…既に来ています。」
「マジ?」
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窓の外から空の上を見ると、そこには……
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「隕石……」
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巨大な岩の塊が、上空を覆いつくしている。
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「直撃した場合の想定は……」
「聞かなくても分かる。急ぐぞ。」
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多数の機械が配置されている格納庫へやってきた。
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「お待ちしておりました。機体の調整に際して、何か要望はありますか?」
「速さ重視で、装甲は多少削ってもいい。武装は不要。」
私の方が出力出るし。
「わかりました。完成まで、少々お時間頂きます。」
「…限界時間まで、残り50分程です。」
「間に合いそうかー?」
「後20分以内に間に合わせます!」
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20分後、機体が完成した。
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「おー、白いね。」
「これが通常色ですので…」
「いいよいいよ、白は好きだし。」
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機体に乗り込む。
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…昔乗った時より、だいぶ居心地良くなってるな。
「葉月、モニターは?」
「そちらの眼鏡です。」
「あー…そっか、そういえば同期式になってんだっけ。」
「はい。渚様でも扱える様に調整されています。」
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渚が眼鏡を掛ける。
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見えない……まだ同期してないだけか。
「魔力回路接続、機体との同期を開始。ついでに付与・「不滅」」
…お、見えた。
「もうFU部隊は出てるか?」
「はい。現在、上空へと向かっています。」
「そっちの指示はそっちに任せる。…あと葉月、」
「なんでしょう?」
「操縦のアシストお願い。」
「畏まりました。」
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機体が上空へと転移した。
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「…いやー、快適快適。私が飛ぶよりも速いし、何より意識逸らしても落ちない!最高だね。」
「ですが、攻撃を食らえば落ちますよ?」
「それはそれだろ。あーあ、なんでトレードオフなんだよー、便利かつ最高であってくれよー」
「……直に重力圏を抜けます。」
「了解。ミクロだけ頼む、マクロは私でも行ける。」
「承知しました。」
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機体の足を引く重力が、ある地点を境に唐突に消え去る。
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何度か経験したけど慣れないな。
「昔はこうじゃなかったんだろ?」
「はい。崩落以前の無重力は、厳密には落下でしたから。」
「へー。確かに落ちてる時はふわっとするけど、それが無重力だったんだ。」
「こちらが到達するまで、残り3分を切りました。」
「神域侵食の効果あるかな。」
「無い、またはとても薄いと思われます。」
「そりゃそうか。だってあれ自体が神かつ神域だもんな。…外様が入る隙は無いか。」
「策はあるので?」
「無策で突っ込む程バカじゃないよ。…多分、今見えてる部分はただの外殻だ。核はまた別にある。」
「それに触れれば…行けるかな。」
「把握しました。FU部隊には何と?」
「極力粘るように。やばくなったら即離脱を心掛けるようにも。」
「それじゃ、攻略開始!」




