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幕間:雨と空
ここ数日、雨が降り続けている。
「あの雲…確か天橋建だったかな。」
「…曲がりくねってる奴?」
「そうそう。あれが上にいると、その下には雨が降るんだって。」
「……今の所実害は無い。精々、植物系統の奴が活性化するぐらいだ。」
「二人とも詳しいね。」
雨が止む気配は無い。
◆◇
「いやー、いい天気だね。」
「全域雨天。水を好む者にとってはそうでしょうね。」
「私が雨を好きな理由はね……私にとっては数少ない、自由に外を出歩ける時間だからだよ。」
「…普段もそうではありませんか?」
「まあね。でも認識阻害使ってるじゃん。あれちょっと変な感じするんだよ。」
「改良リストに入れておきます。」
「よろしくね。…もちろん、一般流通はしないように。」
「それで、観測結果は出た?」
「…あくまでも予測の域を出ませんが、こちらに向かう大規模な魔力反応を検知。」
「いつ頃?」
「数日以内に到達します。」
「了解。…そこそこ大型だろうし、FU部隊に声掛けといて。それと、私用のも準備しといて。」
「畏まりました。」
「あーそれと、楓君はどうしてる?」
「…少々精神面に曇りが見られますが、概ね好調ですね。」
「ならよかった。」




