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未定  作者: 大倉
第二章:2999
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幕間:桜が散ったある日の事

『ビーッ!ビーッ!ビーッ!』


――――

突然、街中にサイレンが鳴り響く。

――――


『緊急事態発生、緊急事態発生。市民は指示に従い、地下へと避難してください。繰り返します――』


――――

緊急事態を知らせるアナウンスが響く。

――――


『楓君、今から部屋の隔離を解除します。その後は、私達と一緒に避難しますよ。』

「わかりました。」


…何が起こってるんだろう。
















◆◇


――――

摩天楼の屋上に、人が(たたず)んでいる。

――――


「侵入までは?」

「残り10秒程かと。」


…ま、長らくの猶予が切れただけだ。


――――

鞘に収まっている黒い刀を握り締める。

――――


「3、2、1…来ます。」


――――

空間に(ひび)が入り、空を多数の艦船が覆いつくした。

――――


……あれ。


「神権無いね。」

「…その様ですね。」

「もしかして、スターゲイザー(観測器)壊れてんじゃない?」

「……後ほど調整します。」


気張って損した。…対応、私じゃなくても良かったな。


――――

艦船に大量の魔力が集まり始める。

――――


…まあ、私が出張った以上、やる事はやろうか。


「【天の川(ステラ)】」


――――

…が、無数の剣が艦船に突き刺さり爆ぜた事で、溜まった魔力が暴発し、艦船が自壊していく。

――――


…あっけなー。


「生き残り居そう?」

「…生体反応無し。恐らくですが、有機生命体では無いですね。」

「へー…土鳩みたいな感じ?」

「近しいとは言えますね。土鳩は元が有機体なので、起源は違うと思いますが。」


「…そんじゃ警報解除。残骸はアルケミストに解析させといて。」

「畏まりました。」


……ま、これで終わりではないだろ。










「……原因が分かりました。」

「観測ミスの事か?」

「はい。…先程の艦船自体に神権はありませんでしたが、その由来が恐らく……」

「神権、か。どの神権か……までは分かってないか。」

「序列上位の何れか、という程度ですね。」

「……つまり、今回のは先遣隊って事で、本命はこれからか……面倒極まりないね。」

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