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騎士階級

修正部分

10話目の共通文字をアラビア語からリヴェンドラ語にしました。

2人共出て扉を閉め切ると「あの人は、誰でしょうか」と聞いてくる。


そういえば言っていなかった。


「あの人はローレランス・スミラナコマンダー。

私達の上司みたいな人です。」


「………あの、私、階級とか此方の世界のルールとかに疎くて、教えて頂ければ幸いです……。」


「良いですが、その話は能力者塔に戻ってから致しましょう。」


能力者塔に入り、階段を登っている最中に聞いた。


「どちらの部屋で話した方が良いでしょうか」


「……どちらでも………」


これは、どっちの方がいいのやら。


「………では、狭いですが私の部屋でも良いですか?」


「はい、大丈夫です。」



――――――――――――――――――――――



ハルは15階の廊下を進んで行く。

ウミもついて行く。


「どうぞ、入ってください」


1つの扉を解錠して、扉の中を見せてくる。


「失礼、します………」


ハルの部屋は、ウミの部屋よりも確かに狭かった。


だが、こんな事を思うと失礼かも知れないが狭い方が落ち着けた。


「其処の座布団に座っていてください。


お茶を入れてきます。」


ハルは施錠して、少しだけあるキッチンでお茶の準備をし始めてしまった。


言われた通りに、座布団で正座をしながら姿勢を正してソワソワしながら待っているとハルが御盆を持って来た。


「お口に合うか分かりませんがどうぞ。」


コトッと御盆から1つのカップを取り出して、小さく丸い机に置いた。


ハルはすぐに何処かに行ってしまった。


何かの紅茶が入っている白く黄色の何かの花が咲いているカップ、実際はどうかは分からないが、これだけを見ると高そうだ。


ウミは紅茶をあまり嗜まないので、どんな紅茶なのか、匂いだけでは分からなかった。


どんな味かも分からないが、飲まないのは失礼だろう。


少し、紅茶を口の中に入れた。


(美味しい…………)


熱さはそんなになくて、少し熱いな〜ぐらいだ。


味もウミが好きな味に入るものだろう。


(………好みとか、バレてるのかな?)


ノアもそうだった。


その可能性はあるだろう。


――――――――――――――――――――――


ハルが御盆の代わりにノートとシャープペンシルを持って戻って来た。


「紅茶、どうでしたか?」


ハルはウミの前に座った。


「美味しかったです。」

「それは良かったです。」


メモ帳を開いてシャープペンシルのノブをカチカチと2回押した。


無言で机の上に開いたノートに何かを書く。


少しして、ハルが声を出した。

「これがウィンケレ帝国の、この世界の騎士階級です。」


ノートを綺麗に切り取って、ウミに渡して来た。

多分、そういう綺麗に切り取れるノートなのだろう。

渡された紙に目を通す。


其処には綺麗な字で階級と役割が書いてあった。


『・グランドマスター(総長)

  騎士団の最高権力者であり、ウィンケレ帝

  国の全騎士を統括する。

 ・グランド・コマンダー

  (次期総長・大管区長)

  特定の地域の騎士団領を統括する。

 ・コマンダー(騎士団長・地方指揮官)

  各地の砦や修道院を駐在する騎士達を直接

  指揮する。

 ・副コマンダー

 ・ナイト(一般騎士)

 ・サージェント(軽騎士・軍曹)

  平民出身の志願兵やナイトよりも軽装で戦

  う補助戦闘員。

  また、実務や後方支援を担う。

 ・スクワイヤ(卿士)

  14歳〜21歳頃の青年。半人前の騎士。

 ・ペイジ(小姓)

  7歳〜14歳頃の貴族の子弟。』


ハルはシャープペンシルの芯を直して机の上に置いた。


色々と聴きたい事はあるが、1番気になっているモノからウミは聴いた。


「…………騎士階級と、能力者階級の偉さは、どう、違うんですか?」

「そうですね……。

紫ではコマンダーは上司ですが、ナイトと一緒か少し上、ぐらいだと思います。」


黒や青の偉さも知りたいが、他にも知りたい事があるから先ずは良いだろう。


「日本…私の住んでいる世界もこういう感じの騎士階級があった気がするんですが、これって、どうやって決まったんですか?」


「私も詳しく知っている訳ではありませんが、この世界の神様が決めたらしいです。」

正確に言うとセクエラ神国が決めた事です。

セクエラ神国はこの世界の神様を信仰している国です。

小さい国ですが、過去にその国に逆らった1つの国が壊滅状態にさせらせたので恐れられている国です。」


(火薬でも使ったのか?)


「この世界には何個国があるんですか。」


「全部で7つです。

ウィンケレ帝国、セクエラ神国、ルーマナラ王国、ユウミン王国、シュウランナ公国、アエクィタース共和国、スラナイダー公国です。詳しい歴史等は私も存じ上げておりませんので、説明出来るのは此処までです。

他に何か質問はありますか?」


「此処では地球の認識はどうなっているのですか?」


ギャレットには聞けなかった事をハルに聞く。


「その存在を知っているのは極一部なのでその中の認識になりますと、人にはよりますが未来人とか平和主義者とか弱虫ですかね。」



未来人というのは、石で作られた道に最大3階建ての建物しかないのを見て分かる。


だが、

「未来人はまぁ何となく分かりますけど、平和主義者と弱虫、ですか?」



「私も詳しくは存じ上げませんが、弱虫と言っているのはほんの数人です。

殆ど偏見みたいなモノです。」

「凄い偏見、ですね」

「そうですね」


弱虫という言葉に、自分を重ねてしまう。


「………なんでなん、ですか?」

「戦争をしない国は弱虫だ、という事らしいです。」


(弱虫………戦争を嫌う者はそういう解釈になるんだ。

戦死したら、どういう扱いになるんだろ………。)


「他に質問等はありますか?」

「特にありません…。」と首を横に振った。


「では、お開きにしましょうか。

また質問や疑問がありましたら何なりと。」

「今日はありがとうございました。」


一礼をして、玄関に行くハルについて行く。


「丁寧に教えて頂気ありがとうございました。」

もう1度お礼を言って一礼し、階段に行く廊下を歩いた。


――――――――――――――――――――――


ハルは扉を閉めて施錠した。


そして、扉に寄りかかった。


(日本語が読み書き出来る事、何も言われなかったな)

そう思った。

大変長らくお待たせいたしました。

今日からまたポツポツ更新していくので、よろしくお願いします!


それと、今日は2本投稿で11時40分頃に出します。


その後はまぁ、ゆる〜くやって行きます。

読んでくれると嬉しいです!

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