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武闘派のセシルは清楚可憐な姫様になりたい   作者: siro


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罰ゲームです

ウジューヌお兄様には可愛い女の子のお人形。アランお兄様には王子様のお人形、セシルはお姫様のお人形。

「うげ、本当にやるのかよ」

「ウジューヌお兄様はいま女の子なの!可愛い声で喋って!!」

「そうだよ。ウジューヌ、今は女の子のお人形を持ってるんだから」

アランお兄様が震える声で喋ってます。エドガーお兄様とジョゼフお兄様は後ろで必死にお口を抑えてみてます。今日はセシルと一緒にウジューヌお兄様がお人形遊びしてくれる日です。


セシルに風邪を引かせたから罰としてらしいです。



「くそぉー」

「そんな汚い言葉はダメなの!その子はエリーちゃんなの。このこはシシィちゃん。わたしシシィよろしくね。はい!」

 お姫様のお人形でお辞儀をしてウジューヌお兄様みると、いーって顔をしながら裏声をやっとだしてくれました。

「・・・ワタシ エリー よろしくね」

「ぐっ・・・僕はレオンよろしくね」

 アランお兄様はかっこよく喋りながらちゃんとお人形を動かしてくれました。


「今日はお茶会をしましょう」


「アラン兄様おかしかったら笑えよ」

 不機嫌そうにウジューヌお兄様が小声で言いました。ばっちしセシルにも聞こえてますけど無視です。アランお兄様は肩を震わせながら白を切ってます。

「な、なにが?」

「・・・肩が震えてるぞ」


「エリー今日はフレーズのタルトなのよ。とってもおいしいの!」

 今はセシルのお人形遊び中なのです。ウジューヌお兄様をじっと見てれば、セシルの視線に気づいて固まってます。動いてくれません。そしたらアランお兄様がとっても素敵な笑顔で促してくれました。

「ほら、エリーちゃん」


「・・・まぁーシシィありがとう・・・いただくわ」


「んぅ?!」

 すごい驚いた声がしました。驚きすぎて咳き込んでる人がいます。振り返ったら子供部屋の入り口にヴィルジニー姫がいました。あとエメも。

「?!!ああ!!ヴィルジニー姫?!!!これは!!その!!」

 ウジューヌお兄様が顔を真っ赤にして立ち上がりました。


「おすわりー!!セシルとお人形遊び!!」

 移動しようとしたウジューヌお兄様の足を掴んで止めました。逃がしませんよ!

「は?!なっ!!」

「ウジューヌ座れ。我が家のお姫様の要望だぞ。ヴィルジニー姫、どうぞお好きにお過ごしください。」

「アランお兄様!?」

「エリーちゃん!タルト食べましょう!」

 お人形遊びは続行なのです!


 エドガーお兄様はヴィルジニー姫にお椅子を用意しながら説明し始めました。

「今日はね。ウジューヌお兄様は、セシルに無茶な遊びをさせたお詫びとして、セシルのお人形遊びに付き合う日なんです。女の子のお人形で」

「まぁ、それで・・・さっきの声だったんですね」

「そうだよー。お母様もあとで見に来るんだ」

 ジョゼフお兄様は楽しげにヴィルジニー姫のお膝にしがみついてます。あとでセシルもしよーっと。今はお人形さんです。

「お茶はーヤムヤムのミルクティーです」

 って言ってるのにーウジューヌお兄様がまた立ち上がりました。

「おい、ジョゼフ!近い!」


「エリーちゃんはそんな汚い言葉使わないの!」

「・・・ジョゼフちゃん、ちょっと ちかいわよ!」

 裏声で言い直したウジューヌお兄様にアランお兄様もセシルも思わず吹き出しちゃいました。


「おい、セシルなんで笑うんだよ」

「セシル笑ってないもーん。楽しいだけだもーん」

 これは危険です。

「このやろう」

「こらこら、エリーちゃん、汚い言葉はだめだよ」

 アランお兄様はそう言いながら王子様のお人形でウジューヌお兄様の顔をはたきました。


「なんで、アランお兄様が王子で俺が女の子なんだ」

「「だってその方が楽しいから」」

 あれ?セシルとアランお兄様ん声がハモっちゃいました。


「・・・・」

 ウジューヌお兄様が固まっちゃいました。そしたらいきなりエドガーお兄様たちの方に向き直りました。


「だいたい、ジョゼフ!エドガーお前たちはなんで人形遊びに入らないんだよ!!」

「「僕たちセシルとお人形遊びするもーん」」


「するもーん」

 セシルも一緒にいっておきます。エドガーお兄様たちのときは、騎士ごっこも混ざってますけど。それは今言わない方が良さそうです。しかもエドガーお兄様たち何気にヴィルジニー姫の椅子の後ろに隠れながら言ってます。ウジューヌお兄様はそれ以上言えないみたいです。


「・・・」

 悔しそうな顔に、セシルはむすっとしちゃいました。

「ウジューヌお兄様は、セシルと遊ぶのいやなの?」

「ぇ?」

「セシルはウジューヌお兄様と遊ぶのすきなのに」

「え、いやいやいや、こないだ一緒に遊んだだろ。叱られたけど」

「セシルはウジューヌお兄様の遊び一緒にするのに、ウジューヌお兄様はセシルの遊びはしてくれないの?」

「えっと・・・・」


「ウジューヌ」

アランお兄様がお人形を持ち上げました。


「・・・シシィいっしょにタルトをたべましょう」

 ウジューヌお兄様の裏声に笑いそうです。でもセシル耐えました。やりました。セシルはウジューヌお兄様とお人形遊びを成功させました!!


そのあとお母様がくるまで一緒に遊んで、お母様とヴィルジニー姫と一緒にお茶会をした後、なんとウジューヌお兄様とヴィルジニー姫はデートだそうです。


「セシル全然ジーナお姉ちゃんと遊んでないーーー!!!」

「だめだよーセシル。ウジューヌのご褒美時間だから。飴と鞭はちゃんと使い分けないとねー」

アランお兄様が笑顔で言いました。ちょっと、怖かったのは秘密です。



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