一石二鳥?
ある日お母様がかわいいドレスを持ってきて言いました。
「セシル、ママと一緒にお茶会に行きましょう」
「ママとお茶会?」
いつもおやつの時間にしてますよ。どうしたんでしょうか
「ふふふ、今日は特別なのよ。大人のお茶会に参加よ」
そう言って、赤いドレスに着替えさせられました。
「セシル、パパがくれたドレスがいーみどりのー」
「今日は、マルディ家の色で行かないとダメなのよ〜」
そう言いながら、イネスに髪型まで指示してきました、髪の毛がくるんくるんです。縦ロールっていうやつでしょうか。
「おーびよーん」
「セシル様、引っ張らないでください。せっかく巻いたのに伸びちゃいますよ」
イネスに止められちゃいました。バネみたいで面白かったのにー。
「ふふふ、じゃー行きましょうか」
お母様は抱っこしてくれました。もうお茶会ですか?早いですよねって思ったら玄関ホールにつきました。お兄様たちもいます。
「あれ?」
アランお兄様が何かに驚いてます。というかみんなでお出かけですかね。
「本当にセシルも一緒?父上」
「だから、そうだと言ってるだろ」
「ん?パパとアランお兄様と一緒?ママ」
「お茶会の場所までは一緒に行くのよ。ただ、お茶会はそれぞれ別なのよ」
「ほえー」
「えーーー!ずるいーーー僕たちだけウルスおじさんの家なんてずるい!!」
ジョゼフお兄様が怒ってます。
「しょうがないだろ」
エドガーお兄様は呆れてます。
「ウジューヌお兄様も?」
「いや、ウジューヌは屋敷でお留守番だ。な」
「う、うん」
ウジューヌお兄様がそういえば、さっきから大人しいです。というか、なんでしょう、ものすごくそわそわしてますよ。
「旦那様、いらっしゃいました。」
「そうか」
玄関が開いて、入ってきたのはヴィルジニー姫です
「あ!!!ジーナお姉ちゃんだ!!」
「ああああ!!ずるい!!お兄様だけヴィルジニーお姉さんと遊ぶ気だ!!!」
ジョゼフお兄様の発言にセシルは驚きです。
「え!!!ずるい!!!セシルも遊びたい」
暴れようとしたらお母様に口を塞がれました。ジョゼフお兄様はエドガーお兄様に口を塞がれちゃいました。
「ふふふ、ようこそいらっしゃいました。ヴィルジニー姫、ウジューヌをよろしくね」
お母様はそういうとウジューヌお兄様を見ました。
「そ、そんな!あの、こちらこそお招きいただきありがとうございます。」
「う、ゔぃ、ヴィルジニー姫。ようこそいらっしゃいました。ささやかですが、そのお茶を用意しているので」
セシルたちはなぜか、ウジューヌお兄様から離ら課せられました。
「・・・なるほど」
アランお兄様がむすっとした顔で呟いてるのを見ちゃいました。ちょっと不機嫌そうです。
「こら、アラン」
お母様が窘めてる間にお父様がヴィルジニー姫にご挨拶してました。どうやらウジューヌお兄様とヴィルジニー姫だけお家でお留守番らしいです。
「「ぶーーーーー」」
セシルとジョゼフお兄様と抗議してるのに無視されてますー!いまだにお口塞がれてるしー。
「では、邪魔者は退散するとしよう」
お父様はニコニコがおで追い立ててます。ひどいです。
「え?!えっと」
ヴィルジニー姫は驚いてます。そうですよね!遊びに来たらいきなり家族はほとんど外出だなんて、よくないと思うんです!ここはセシルが残るべきだと思うんですー!!
「「いやーーー遊びたいーーーー!」」
「だーめーよ!!二人ともお邪魔虫なのよ!!」
お母様に怒られましたー。
「「ひどいーーー」」
セシルとジョゼフお兄様は別々の馬車に載せられちゃいました。アランお兄様が抱っこしてくれたけどーひどいです。
「ヴィルジニー姫、愚息だがよろしく頼むよ。二人仲良く過ごしてくれ。ちびっこたちはこちらで見てるからゆっくりとね」
「え?!!」
ヴィルジニー姫は顔が真っ赤になってます。
「ウジューヌ、ちゃんとエスコートするんだぞ。しないと、今度はセシルを突撃させるからな」
アランお兄様がセシルを抱っこしながら手を振ってます。抜け出せないですー。
「わ!わかってるよ!!」
ウジューヌお兄様も顔を真っ赤にさせてます。
「では、いきましょうか。バルナベを置いていくのだし、大丈夫でしょう」
お母様がそういうと、お父様が扉を閉めちゃいました。
「いーーー」
「セシルかわいい〜拗ねてるの?」
アランお兄様が頬ずりしてきますー。セシルはヴィルジニー姫と遊びたいです。
「セシル、これからお姫様のお茶会よ。そんなことじゃ、みんなに笑われちゃうわよ。もうお姉さんでしょ?」
「ぶーーー」
「セシル、僕と一緒にお茶会に出る?」
「ダメだ、お前は婚約者選びのお茶会だ。帰りも同じ馬車なんだから、ちゃんと社交をしてきなさい」
「はーい」
お兄様の拘束が強まりました。むー。
馬車に揺られてついたのは、セシルの知らない家です。他にも馬車がいっぱい来てます。前にお兄様たちがお茶会したときみたいですけど、馬車から降りると玄関にはお兄さんやお姉さんがいます。
「お兄さんとお姉さんいっぱーい」
「えぇ、今日は合同お見合いパーティーだからね」
「へー」
お母様が説明してくれましたけど、お兄様の腕の高速が強まった感じがしました。見上げればお兄様は笑顔ですけど不穏です。
「アランお兄様?」
「何?セシル」
とりあえず頭をいいこいいこしときます。そしたらアランお兄様はびっくりした顔をしましたけど、優しい笑顔になってくれました。
「ふふふ、セシルは優しいな〜」
「終わったら、セシルと遊んでね?」
「もちろん」




