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ジオルフリード 〜無敵のスーパーロボット、異世界に降臨す〜  作者: 左門寺三号


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なぜなニッケちゃん!『第1回 輝孔炉ってなあに?』

※この寸劇はメタフィクションです。本編の人物・団体・事件とは一切関係がありません。

『3!』


「ん?」

 

『2!』


「ニッケ?」


『1!どっかーん!』


「おお……」


『良い子のみんなーあつまれー!"なぜなニッケちゃん"の時間だよー!』


「なんだなんだ、何が始まったんだ?」


『ねえねえ、銀おにいさん!輝孔炉ってなあに?』


「ああ、そういう趣向か。オホン、説明しよう!」


『わあーい』


「輝孔炉!それは『輝く』粒子が出てくる『孔』を作り出す『動力炉』なんだ」

 

『輝く粒子ー?』


「ニッケは」『ニッケちゃん』


「……ニッケちゃんはこのジオルフリードがどうやって動いているか知っているかな?」

 

『んーと、魔力(マーナ)をぐおーって吸い込んで!』


「そうだね、じゃあ魔力が無い場所ではどうやって動かせばいいと思う?」

 

『えー?わかんないやー、アタシなにしろ()()だしぃー』


「魔力が無いなら有るところから持ってくればいいんだよ」

 

『そんなことできるのー?』


「それを可能にしたのがおにいさんのおじいさん、銀 嶺壱博士が発明した輝孔炉なんだ!」

 

『すっごーい!』


「魔力が有るところ、つまりこの世界と、魔力が無い、おにいさんがもともといた世界との間に()を開けてそこから魔力を取り出していたんだよ」


『輝孔炉の()だね!』


「そう、そして取り出す魔力はキラキラ輝いていたから元の世界では輝孔子と呼んでいたんだ」


『輝く粒子って魔力のことだったんだー!でも世界と世界の間に孔なんてどうやって開けるの?』


「いい質問だね、それには重力を使うよ」


『じゅうりょく?』


「例えば柔らかい布の上にたくさんの玉を散りばめたとすると一番重い玉の周りは布が伸びて沈み込むね」


『ふんふん』


「そうすると周りの玉は一番重い玉に向かって、引き寄せられるみたいに転がり落ちていく。これが物が物を引き寄せる力、重力だ」


『おー』


「穴自体はこの一番重い玉をどんどん重くしていけば開けられる」


『布がビリっとね!』


「ただ穴を開けるだけだと周りの玉がみんなその穴から落っこちてしまう、なんでも吸い込む穴ができてしまうだけなんだ。」


『なんでも?こわーい』


「この玉が乗ってる布が左右以外に前後にも広がっているように、実際には重力は、前後・左右・上下、さらには過去と未来、もしかしたらそれ以外の方向にも布を引っ張って歪めているかもしれないんだ」


『ちょっとわかんなくなってきた……』

 

「この布は一枚だけじゃなく何枚も存在していて、隣り合っているものも離れているものもあるとする。そのうちの一枚がニッケちゃんが住んでるこっちの世界、別の一枚がおにいさんがもともといた世界だね」


『ほかにもあるんだー』


「あるかもしれないし、本当はないかもしれない。当時、遠くの場所へ一瞬で移動する方法を研究していた嶺壱博士は何回も何万回も布に穴を開ける実験を繰り返していたんだ」

 

『そんなぶすぶす穴開けて大丈夫なの……?』


「小さな穴を開けるぐらいだとすぐに閉じてしまうんだ。むしろ穴が閉じずに安定する方法を探していて、いろんな条件で実験を繰り返しているうちにたまたま穴がこっちの世界、別の布に繋がった」


『それもすぐ閉じちゃったの?』


「それがこの()は時間が経っても閉じなかったんだ!博士は孔から漏れ出てくる輝く粒子が原因だろうと考えて、その研究を始めた。するとどうやらこの輝孔子と名付けた粒子はいろんなことに使えそうだぞ、ということでこれを動力源にする無敵のスーパーロボット、ジオルフリードが生み出されたってわけなんだ!」


『わぁーパチパチパチー。でも、今は壊れちゃってるんだよね?』


「そう、輝孔を開けるための小型の重力炉まで含めて輝孔炉が完全に壊れちゃってるんだ。だけど大丈夫!こっちの世界なら輝孔を開けなくても魔力は使い放題だからね」


『前は人んちの壁に穴開けておやつを盗み食いしてたけど、今は直接家の中に乗り込んできてドカ食いしてるってわけね!』


「はっはっはっ、人聞きが悪いぞニッケちゃん」


『じゃあじゃあ、壊れてても直さなくていいの?』


「いや、おにいさんもできれば修理したいなーと思っているよ」


『どうしてどうしてー?』


「おにいさんがこっちの世界に来ちゃったのは、暴走した大きな輝孔に落っこちてしまったからなんだ。だからこちらから孔を繋ぎなおせば元の世界に戻れるかもしれない」


『帰っちゃうの……?』


「……こっちの世界のみんなとお友達になれたら、ね。向こうの世界のお友達も心配しているだろうから」


『そっか……』


「……少なくとも重力炉だけでも直れば、ジオルフリードは空を飛べるようになるんだよ!」


『空ー?こんなでっかくて重いのにー?』


「陸・海・空、どこでも戦える無敵のスーパーロボット、それがジオルフリードだからね!」


『かぁっくいー!』


「ニッケちゃん、輝孔炉についてわかってもらえたかな?」


『うん!ありがとう、銀おにいさん!』

 

「それじゃあ、また次回の"なぜなニッケちゃん"でお会いしましょう!」

 

『また見てねー!ばいばーい』


「ばいばーい!」




『なかなかノリノリだったわね、ギン』


「こんな感じでよかったか?まあ、元の世界で何回か似たようなことをしたことがあるよ」


『ホントに前の世界でなんでもやってるわねえ……』


お読み下さりありがとうございます!

左門寺三号でございます


今回は初のおまけ回、第1回なぜなニッケちゃんで

お送りしました

今後も10話投稿ごとぐらいのペースで挟んでいこうかと思っておりますので、本編とは違った空気感をお楽しみ頂けると幸いです


先週は痛恨の毎週投稿失敗をしてしまったので、今週中にもう一投稿できるように頑張ります!


見てください!



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