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サウナに入ったらサフレができた話  作者: 名塚玖壇
第2章 ラブホにいこう
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アウフグースごっこ

「空気を攪拌します」


立ち上がってタオルを振り回す五藤さん。


あー、そっか、蒸気だから上に溜まっちゃうんだ。


だからタオルを回すことで空気を撹拌するんだ。


「それじゃあ、仰ぐね」


仰ぐ? どういうことだろうと考える間もなく、五藤さんはタオルで私を仰ぐ。


熱気が一気に押し寄せて熱い。


「あつっ!」


「ふふ、ロウリュって本来フィンランドでは蒸気を発生させる蒸気浴のことを指すんだけど、日本ではこうやって熱波を送るアウフグースとしての意味もあるんだ」


また知らない単語が出てきた。


サウナはフィンランド発祥だって昨日言ってたし、ロウリュもフィンランド語だったからアウフグースっていうのもフィンランド語なのかな?


「アウフグースっていうのもフィンランド語?」


「ううん、アウフグースはドイツ語。元々はコーヒーとかを湧き出すって意味で、ロウリュしたあとに仰ぐのまで含めてアウフグースっていうの」


確かに言われてみればアウフグースってドイツ語っぽい。


五藤さんが仰ぐとガっと熱気が来て気持ちいいかも。


五藤さんは熱波って言ってたっけ。


「私も五藤さんにやってあげるね!」


「ありがとう。じゃあお願い」


えっと、アロマ水をかけて、タオルを振り回して空気を攪拌。それでタオルで仰ぐ。


「わ、結構難しい」


「難しいよね。私も人にやったの初めてなんだ。こんな機会貸切でもないとやることもないしね。だから熱波師って呼ばれる人達がいて施設によっては決まった時間にアウフグースを受けられるの」


そういいながら気持ちよさそうに風を全身で浴びる五藤さん。


よかった、私の熱波でも気持ちいいんだ。

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