第16話
無事、今日も投稿できました。
が、正直明日からは厳しいと思います。
そして、関西弁が難しすぎてあんまりアランに喋らせたくない。エセにしても、あまりにも変なところは指摘お願いします。
自分で盛り込んだ設定のくせにラブコメもめんどくさいのでミサーナには退場してもらいました笑
魔法を使いまくったおかげでぐっすり寝て、すっきりとした朝を迎えた俺は簡単な朝食を取ってギルドへ向う。
ミサーナはどうせ一緒に行ったとしてもやることがないので、当分の間は別行動だ。
「アランさん、おはようございます」
「おー、来たか。おはようさん。ほな今日もやるか」
草原に向かう道中で、昨日のことを聞いてみる。
「あの、アランさん魔法って詠唱はしないんですか?」
正直、元々が高校生男子の俺としてはまだまだ厨二心が残っているので、戦闘中は無詠唱のが有難いものの、もしあるのなら長ったらしい詠唱もちょっとやってみたいのだ。
「あ、詠唱か、俺は使わへんよ?独学やったからそもそも最初は詠唱知らんまま魔法使ってたしな」
「あ、ごめんなさい。えと、興味があるだけなので詠唱がなくても同じように魔法が使えるのなら良いです。」
「まあ、詠唱があると簡単なんやけどな。俺は本当数える程しか使ったことあらへんし、言葉は覚えとらんのやけど、使うた時は、詠唱しながら魔力をただ集めるだけで形を勝手に整えてくれるから楽やったな。けど、その代わりに自分で動かす以上に魔力使うたし、威力の調整も難ったんを覚えとるな」
「無詠唱がマニュアルで詠唱がオートって感じですか…なら、例えば詠唱して魔力の動かし方を学んで無詠唱で使うってのはどうですか?」
「おっ!流石やんか、俺がやりたかったことそのまんま言いよって…自分、見かけより頭の回転速そうやな。
そうやで、俺が教えるんやからその手順でやってもらわな、ただ、詠唱から入ると昨日みたいに苦労せずとも使えてしまうからみんな考えることをやめよるんや。だからこそ先に昨日の訓練が必要やったんや。わかったか?」
「はい!じゃ、じゃあ今日はその詠唱を?」
「アホか、俺は詠唱知らんって言うたやんか。それにお前はまだまだ伸びるやろ。詠唱に手ェ出す前にもうちょい鍛錬しろや!」
「じゃ、じゃあ今日は何を?」
「今度は俺が土の数倍時間かかった風に魔力を馴染ませて自分で動かす練習や」
「風…ですか」
「おう、形として見えてへんから土よりも数段難しいで?」
「昨日と同じように風のみに目を向けるんじゃなく、その周りの動きに注意すれば良いんですよね?」
「知るか、魔法を使う時のイメージなんか人それぞれや!お前のやりやすいイメージを見つけんかい」
風に魔力を馴染ませるっつったって風吹かなきゃ練習できないしな…
風を待つしかないか、
「あ、あれ?今日は先に帰らないんですか?」
「あぁ、昨日は俺が思ってた以上に自分が成長しよったからある程度できたら次のステップ行こか、思って」
「じゃあ、帰らなくてよかったと思えるように速攻で習得します!」
「おう、その意気や!」
こう言われては風なんてまっていられないので、俺は目の前の空気に魔力を集める。感覚的には正直、治癒と大して変わらない集め方だが、イメージしていることが大きく違う。
ただ空間に魔力を集めるのではなく集めた上でそこに流れを作る。そうして、空気の流れを作った後、前方に昨日と同じよう魔力を集め、進ませる。
「本当にすぐに成功させよったな…」
「はい、でもこれでいいんですか?」
「ああ、もちろんや!見えないものでも土と同じように魔力で動かすことができるんや。後はこれを圧縮してスピードを上げるだけで風魔法『風刃』の完成や!
ちょっと見せたる。あそこのスライムをみとけよ」
アランはスライムに向けて集中を始め、目には見えないが、風を切るような音がしてスライムが2つに分かれた。
俺は、さっきと同じようにしながらただ流れを作るだけだった空気を圧縮して、魔力をさっきより込めてスライムに向け道筋を作る。
シュパッ!
気持ちのいい音がしてスライムが切れた。
おぉおおおおぉ!やっと攻撃魔法になった!
「さすがやな自分。そんな感じや!後は他のもんもほとんどその感じで行けるからよう練習やな。おし、そんじゃ、次のステップや、
昨日と同じように土を手に乗せて、今度はただ動かすんじゃなく、成分毎に分けてみ!」
「えっ!そんなことできるんですか?」
「はは、まあまだ自分じゃ絶対にできへんけどな」
「アランさん…意地が悪いです」
「うるさいな!俺が仰山時間かけて編み出した練習法でさらっと魔法を使いこなす自分のが十分意地悪いで…」
「あ、はい。そんな褒めないでくださいよ」
「褒めてへんわ!まあ、いいか。次はかなり高度や、さっきのとはまた全然違う魔力の扱いが必要になるから気ーつけや?」
「まずはな、同じように土に魔力を馴染ませた後、自分の目に魔力を流し込むんや。」
「え、目にですか?」
「あぁ、そしたら自分動かしてる魔力の範囲のもののことがわかるんや。けどな、それは欠点があってな…文字でしか教えてくれへんから、そこからさらに自分の読める文字を脳内で思い浮かべなあかんのや。その状態で脳内まで魔力を浸透させてみると登録できるから、それ以降は目と物体だけで大丈夫になるんや。どや?便利やろ?」
「べ、便利ですけど、なんか魔力を体に流し込むの怖いですね…」
「お前なにゆうとんの?治癒で散々身体ん中治したゆうとったやないか」
「あ、」
「あ、ってお前な。はぁー、まあやってみんかい」
土と目に魔力を流し込むと、少しだけ土の温度とかがわかりやすくなった気がする。
が、やはりゲームみたいに文字が出るわけじゃないな
そこからさらに目にある魔力を脳内に混ぜていく。ノアールの加護があるので体内に入れるとやはり動かしやすくなるな…
正直、自分の脳をいじるって感じでとても不思議な感覚だが、とにかく日本語を思い浮かべる。すると、
土
成分:石英、長石、雲母、黒鉛、珪酸塩、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、、、、…………etc
そうだよね…土の成分なんてよくわかんないもの多いよね…化学の授業で扱いそうな名前の奴らが出てきた…よくわかんないけどこれで成功なんだろう。
「えっと、多分できました」
「えぇ!?嘘ついてへんよな?
これは正直意地悪のつもりでやったんやけど…普通魔道具を使うてやって初めて魔力の流し方がわかるもんで、自分の身体の中でしかも脳に魔力集めるなんてそうそうできひんのに…自分やっぱやりよるな!
まあ、あくまで、初めてにしてはってのが付いてしまうけどな!魔道具使うたら誰でもできるし、最初の脳への魔力の流し方さえわかれば特にそれ以外は難しくないもんな!」
なんか、アランが汗を流しているが、多分脳を魔力でいじれるのは凄かったんだろうな。
ってことで最近口癖になってきた気がするけど、
ノアールさんマジ神!ほんと感謝してます。
アランの負け惜しみみたいな弁解と俺のノアールさんへのお祈りが終わったところで、アランが口を開く。
「これで俺が自分にする魔法のレッスンは終わりや!」
「えぇ!?もう終わるんですか?」
「お前なあ、初日から土動かすとか正直飛ばしすぎやで…後はもう教えられるんやなくて、詠唱とかを文献や他の魔法使いから覚えて汎用の魔法を少しずつ覚えていくだけでいくらでも強くなれるわ!」
「マジですか…」
「マジや!あ、実際に使い始める前に言うたけど、自分の扱える量を超えたらあかんからな!それは無詠唱も詠唱もどっちもや!」
「無詠唱やったら最初から動かしてるから量超えるなんて普通に使っとったらありえへんのやけど、詠唱はあるからな」
「無茶な量の魔力使うて脳味噌ぶっ壊れそうんなって倒れた奴は何人もいるからそれだけ気ーつけとったら魔術師はめちゃめちゃ強くなれる」
「今回教えへんかった種類の魔法もあるけど、戦闘には、いらんからとりあえずはそれらを極めたらええ」
「ってことで俺のレッスンは卒業や!
ただ、この先魔法で困ったら俺んとこ来いや!その解決方法俺も一緒になんかしら考えたるから」
「ありがとうございました!」
深々と礼をして、草原を去っていくアランを見つめる。
まさか2日で魔法が使えるようになるなんてな…あの人貴族とかの魔術の家庭教師とかやれば相当稼げるんじゃないか?
あ、俺がちょっと飛ばしすぎとか言われてたから普通こんな早く覚えられるものじゃないのか…
正直この速さは、ノアールさんと地球にいた頃の俺のおかげだな!
ちなみに今なら黒歴史ではなく、鍛錬の日々だったと言い換えても問題なさそうだが、実は地球にいた時小説を読みながら魔力があるとしたらどう動かせばいいかを毎日のようにシミュレーションしていたのだ。
自分の体に宿った力を使う!みたいなアホ発想だったので、この世界の魔力とは合わないシミュレーションだったのだが、あの時から見えないものを動かすのは得意だったのだ!(白目)
ま、まあ、地球での厨二な俺がいたおかげで、魔法の習得を早めたのだから良かった良かった!
てなわけで、まだ、『風刃』と『鑑定』もどきしか使えないが、とりあえずは魔法習得完了だ!
すんなりと魔法の扱いを覚えたテルでした。
次回からやっと話が進みそうです…
コツコツ系主人公と言ってあるので、一気に強くなることはないとあらかじめ断っていたつもりですが、早く展開進めろよと思っていた皆さん、お待たせいたしました!
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