第11話
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ミサーナが光った後、そのまま2人で狩りをしていると、丁度10Lv.になった時俺も光始めた。
「どうやら10Lv.になると光るみたいだね…
帰ったらギルドに行って聞いてみるか!」
「そうですね!日も落ちてきましたし、後何体か倒したら街に戻ってギルドに行きましょう」
その後青猿三体と遭遇し、1人1体ずつ引きつけて倒した後、2人で残った一体の動きを観察しながら倒したら、レベルは12と11になった。
街に入るとき昨日は疲れていてあまり気にしなかったが、門番が立っているので少し不思議になってミサーナに聞いてみた。
「1度も見たことがないはずの血だらけの男をよく昨日そのまま通したよね…立ってる意味あるのかな?」
「あ、事件が起こった後などに指名手配されてる場合チェックを行うことがありますが入ってくる人は特に何も言われませんし、そうなることは稀ですね。それに昨日は私も一緒でしたからね。ただ、入って来るのは人だけではなく、魔物が入って来たりすることが有るので、門番はやはり欠かせないようです」
「そしたら通常はすごく暇なんだね…」
「まあ、それは平和ということで本来素晴らしいことなんですけどね」
高校がバイト禁止だったのでほとんど経験はないが、1度日雇いのドアマンのバイトをした時、ただ立っている誰も通らない時間が1番辛かった…
今度通る時は挨拶して話そう。そう心に決めた。
ギルドにつき、さっき狩ってきた赤猿青猿鬼猿の尻尾をカウンターに出し、3000ベルを受け取りそのまま素材買い取りに出し、計4000ベルになった。
酒は飲めないが、話を聞くならそこしかないので、2階へと上がる。
随分とガヤガヤしてるな…まあ、陽も暮れて帰ってきた冒険者たちが呑み始めたところなのか…危なかった。もう1時間遅いと酔っ払いを相手に話を聞かなきゃいけないところだった。
俺らは、テーブル席で夕食をとっているいかにも戦士って感じの30後半くらいのいかつい男の人に話を聞いてみる
「すみません、ちょっといいですか?」
「おう!なんだ?兄ちゃん、ってあ、ミサーナじゃねえか!最近どうだ?稼いでるか?」
ミサーナの顔見知りだったようだ…ミサーナに頼めば俺より長くここにいるらしいしそりゃ知り合いいたよな…忘れてた。
「は、はい。おかげさまで!それで今日はレベルに関することでちょっと質問がありまして」
「んー、まあとりあえず飯だ!話は頼んでからだ!」
狩りに行ってきたばかりの俺らは丁度お腹が空いてたので遠慮せず頼ませてもらう。
「んで?なんだ?質問って」
「実はレベルアップした時に体が光始めたんですが、これってなんなんですかね?」
「あぁ、それは、加護を授かった合図だ。加護ってのは過去に凄いことをした奴や、凄い力を持った奴が天国から見てて気に入った地上の人間が一定のレベルに達した時に与えるもんだ。やるな兄ちゃん」
「加護…ですか?でも、普通のレベルアップと身体が光る以外は何も変わらなかったのですが…」
「そりゃそうだ!加護は授かったあと下のギルドの冒険者登録カウンターで申請して『鑑定士』か、『鑑定書』で何の加護があるか見てもらわなきゃ効果が出ねえからなぁ!」
「『鑑定書』ですか。わかりました!あとで行ってみます。そういえば今朝はゴタゴタして冒険者登録してなかったですし…あ、ちなみにおじさんは、どんな加護をもらっているんですか?」
「おじさんって…あ、そうか自己紹介がまだだったな…すまねえ!俺はヴェルディだ。よろしく!」
「あ、テルです。よろしくお願いします」
「で、あんまり言いたくねえんだが、俺の加護は狼の獣人『バルザーク』の加護で、そいつの力を借りる為に『獣化』する能力を与える加護なんだ。」
「え!かっこいいじゃないですか!」
「お前はいい奴だなぁ!けど、この国では獣人はあまりいい扱いをされてねえ、下手に獣化して暴れたりしたら人間に戻ったあとも「獣が人に化けてる」だなんだって言われてその街に居づらくなっちまうんだ」
なんか、すごい経験談のように聞こえたが、そうか、獣人はあまり良く思われていないのか…
「わかりました。ヴェルディさんの加護は人にはバラしません!」
「おう!そうしてもらえると助かるぜ」
そういったあとすぐに先ほど頼んだ料理が来て、食べ始めたので話は途絶えた。
食べるのに忙しくて話して入られませんでした!
「兄ちゃん、ミサーナお前らよく食うな!」
「あ、はい。もともとそんなに食べなかったんですが、狩りをするようになってからすごくお腹が空くようになって」
「私は今日だけです!今日はすごくお腹すいちゃって…」
「まあ、ギリギリ成長期だし、動いてるからな。そんなもんか。食べ盛りの子供だもんなぁ!」
「あれ、急なレベルアップの弊害かと思ったんですが、ヴェルディさんはならなかったんですか?」
「急なレベルアップ?お前今何レベだ?」
「11です。」
「狩りはいつから始めた?」
「昨日…ですけど」
「昨日!?本当か!?」
「えぇ、まぁ」
「ありえねえ…2日で10レベもアップするはずがねぇ…」
マジか…俺そんなに異常だったのか…
「確かに俺もレベルアップした日はいつもよりお腹が空いてるけど、大抵ちょっとお祝いでいつもより良いものを食うから、そのせいだと思ってた。もしかしたらそういうことなのかもしれねえ…が、2日で10レベは異常過ぎる!」
「ただ倒すだけじゃなくて文字通り経験をたくさん積めるように考えながらやったら少し経験値が多く入るようでして…ミサーナもそれをし始めたらレベルの上がりが早くなりました」
「ほう、良いこと聞いたぜ!俺も試してみるわ!クゥ!明日の狩りが楽しみだぜ!」
「まあ、まだそれが全ての原因かはわかりませんけどね」
かなりヴェルディさんがハイになってきてしまったので、残りのご飯をかき込んで下に降りる。
今朝担当してくれた綺麗なお姉さんが冒険者登録カウンターにいて、また担当してくれるようだ。
「こんにちは、今朝の冒険者さんですよね」
「まだ実は冒険者ではなくて、手続きをお願いしたいのですが」
「はい、それでは名前と役職を書いてください」
「ちなみに、これって嘘とか書いたらどうなるんですか?」
「書いても構いませんが、身分証明書代わりになりますので、その名前を使い続けて頂くことになりますね。それに役職は特に決まっていない方が多いので、「戦士」などと漠然と書かれる方や、「短剣使い」など主に使う武器などを書く方も居ますね!役職は変更が効くので、好きに書いてください。
あくまで便宜上のものですから」
ふざけて聞いたのにとても丁寧に返してその上にちょっと困ってたことまで追加で教えてくれたよ…できるな!このお姉さん!
ニヤニヤしてお姉さんを見てたらミサーナの方からなんだか冷たい視線が飛んできた気がして、さっさと記入を済ませた。
「はい、それではこのプレートに手を乗せてその状態でこの球を触ってください。これで登録完了です。このプレートに名前と役職が書いてありますよね?裏は何も書かれていませんが、指でつまんで力を込めてください」
ぐっと力を込めると、文字が浮かび上がってきた。
_______________________________
【種族】人
【年齢】17歳
【レベル】11Lv.
【加護】無し☆
_______________________________
すごい…魔法だろうか…便利だな…
個人情報はダダ漏れだけどな…
「1度全ての確認をしたら二度目以降は何を表示させたいか意識しながら力を込めれば好きな項目を表示させられますので、教えたくもないものが人にバレることもありませんのでご安心ください。
何か質問はありますか?」
この人はエスパーだろうか?疑問に思うと答えてくれるらしいな…
「あ、この☆マークはなんですか?」
「え!登録してなかったのに加護をお持ちなんですね!一回1000ベルですが、加護の鑑定を行いますか?」
「あ、私もお願いします」
ミサーナも後ろから入ってきた。
2000ベル支払って鑑定書を持ってきてもらった。仕組みは冒険者のプレートと似たようなものらしい。
今度は掌を乗せて力を込める。
あれ、二個でてきた。
『ノアール』の加護
世界中の生き物を護ったノアールの加護
回復魔法と防御力の向上
『………』の加護
地球の神である………の加護。
地球とは異なる世界にいる間はいかなる攻撃を受けても死ぬことはない。
あ、あの爺さんちゃんと加護かけてくれてたのか!でも、使い方教えてくれなきゃわかんないっつの!
ミサーナの加護は…
「なんか効果がよくわからないのでまだ見たらダメです!」
なんでだよ…
説明回になりました。
が、おかげで量を書くのには慣れてきました。間違いの訂正などありましたら感想レビューでお願いします。
間違いがなくても感想、レビュー是非お願いします!
(2015/12/1)改めて言います。このお話にチートはありません。




