メール
お気づきの方はいらっしゃるかもしれませんが章分けをするなら前回より2章に入っています。
それから約2時間挑んだものの目的のそれは出ず、明日またやろうということで解散した。
そしてリアルにスーグ、始が戻って来たのを感知したのかスマホからローナの声が聞こえてくる。
「あ、お帰りなさいご主人様、今日も楽しかったですか?」
「ただいまローナ。まあ、程々に楽しかったよ。」
「それなら良かったです。」
少し感覚のズレた体を動かしながらそんな風に話をしているとピコンと通知音がスマホから鳴った。
「あ、ご主人様メールですよ。」
「誰からだ?読み上げしてくれ。」
「はーい。どれどれ……送り主は……天堂桜花さんですね。」
「ん……桜花か。」
「どなたですか?」
「前言ってただろ、許嫁だ。」
「成る程、その方ですか。それじゃ本文いきますよ。」
「ああ、頼んだ。」
「『拝啓 士道 始様、暑さに向かう季節となりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。さて、以前よりお話していた件が先日ようやく片付きましたので2ヶ月程遅れましたがそちらに向かわせていただきます。ですが明日は様々な話の都合やそちらに着く時間等から直に学校に行かせていただきます。また、荷物等は週末に到着予定です。暑さに向かう季節ですので、どうぞお体を大切になさってください。敬具 天堂 桜花』だ、そうです。」
「おお、ようやく終わったのか長かったな。」
「なにかあったんですか?」
「ああ、彼女も俺と同じようにいくらか家の業務を回していたんだが、彼女がやらなくてはいけない仕事が発生してな引き継ぎ前に処理してたんだ。」
「それで本来の予定っていうのから遅れたんですね。」
「ああ。なら、ローナ明日の夕方までにやって欲しいことがある。」
「何をすれば?」
「隣の部屋を掃除しといてくれ。」
「隣の部屋……と言うとこの階の隣の部屋ですよね。」
スマホの画面が切り替わりマンションの階層事の平面図が出てくる。
その内の始が住んでいる部屋が赤く染まっており、その横の部屋がピカピカと点滅する。
「ああ、そこだ。彼女はそこに住む予定だからな。」
「あ、成る程。了解しました。ホコリ一つ無いくらいピカピカにしますね。」
「頼んだ。さて、俺は寝る。」
「おやすみなさいご主人様。」
「おやすみ、ローナ。」




