ARサポート
家を出て少し歩き始はデジタル区の入口に辿り着いていた。
「それじゃローナ、ここからのサポート頼むぞ。」
「おまかせを!ARサポート起動!」
その言葉と共に始のARマーカーが光る。
すると始の視界に大量の情報が流れ出す。そしてそれが改めて纏まりローナの姿となる。
「ARサポートモードローナちゃん☆見☆参☆です!」
先程まで下ろしていたスーパーロングの髪を一つに纏めてポニーテールにしメガネをかけ何かしらの資料を挟んでいるように見えるバインダーを片手に持った出来るオフィスガールの様な見た目に変わった。
「……服は変わらないのか?」
「うーん……変えようとしたんですけどなんかこれ以上変化させるとティウンティウンしちゃって2日くらい復帰出来そうに無かったので辞めました!」
「……今日の帰りに新しいの買うか……」
「よろしくお願いします!」
ARマーカーが初期モデルが故の問題か露出してしまったローナの事は置いておいて、始の視界にはローナと目的地への距離とそこまでのおすすめの道案内が映し出されていた。
「取り敢えずショッピングモールまでの距離と案内出しておきました。」
カチャと眼鏡を指で鳴らす。
「ふむ……確かにこれなら安全に早く辿り着けるな。変な裏道も通らされない案内だ。優秀じゃないか。」
「ふふん、当たり前です。」カチャ
「よし、行くぞ。」
「はーい。」
信号にもあまり引っかからず辿り着いた始の視界に目的地変更の通知が出てくる。
「次は電話口で出ていたお店を目的地に設定しました。1店舗表裏に出入り口がある大きな店舗がありましたが他の2店舗からそちらの方だろうと確定出来たのでそちらを目的地に設定しました。」カチャ
「ん、ありがとう行こう。」
ナビの通りに歩いていく途中、ARマーカーを売っている店があった。
「お?あれは……うちの直営店じゃないか。」
「他にも店はあるようですが直営店はここだけの様ですね。」
「帰りに寄るか。蒼野達には付き合わせてしまうが。」
「まあ、最新モデルをくれっていうだけですし、スマホとかとは違って契約書なんかは無いですし別に問題は無さそうですけどね。」
「まあ、それもそうか。」
そうして歩いていくと少し不安そうにキョロキョロしている少女2人が見えてきたのだった。




