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不浄墓地の洞窟攻略前編

後編は来週です。

「まずはバフだな、いつもはあいつにかけてもらうが……ポーションでいくしかないな。」

メニュー画面を操作するとスーグの手元に赤と青のポーションが出現した。

「それは?」

「赤い方がATKを一時的に上昇させるもの、青いのがDFFを上げるやつだ。」

2本のポーションを順に飲むと赤と青のオーラの様なものがスーグの周りに出る。

「なるほど、これがバフ状態なんですね。」

「分かりやすいだろ?で、と。『テイクオーバー』!」

スーグはブルーに手を向けるとスキルを発動した。

光の線がスーグとブルーの間を繋ぐ。

するとブルーのHPゲージに人と人が繋がったアイコンが現れた。

「えっと?」

「テイクオーバー、簡単に言えば対象のダメージを代わりに受けられるってスキルだ。」

「えっ、凄いスキルですね!」

「だろ、タンクスキル800ポイントのスキルだ。」

「へ〜。」

ブルーが感心しているのを横目にスーグは全ての装備を確認する。

先程まで背負っていたものでは無い、アンデッド系統モンスター特効の効果、エンチャントが付いた白い大剣。

持っている中で最も物理防御の高い兜と鎧と足甲。

そしてアンデッドが多用してくる呪いや毒への耐性を付与するアクセサリー2つ。

全てが準備出来ているのを確認し、ブルーへ視線を向ける。

「そろそろ行くぞ。離れるなよ。」

「は、はい!」

「じゃあ行くぞ、すぅー『ハイヘイトハウリング』!」

大きく息を吸いスキルを放つ。

なんのスキルかとブルーが首を傾げているとすぐに効果はあった。

洞窟の奥から足音が聞こえだした。

それも複数、2匹や3匹どころでは無い沢山の足音だ。骨と骨がぶつかり音が多数響いて聞こえる事から骨だけの魔物、スケルトンの様なモンスターが徒党を組んで突撃して来ているのだろう。

「うわわ、いっぱい来ますよ!」

「問題無い。」

スーグは片足を前に出し両手で持った剣を体の横に構える。

青白い光が剣を包み始めた。

「全て1回で貫く。」

そうしている間にもスケルトン達の軍勢はまっすぐに怒涛の勢いでこちらに向かってきていた。

「わわわわわ!!!!」

トーチライトに照らされ目視で確認出来る距離に姿が見えた瞬間、スーグの口からスキル名が解き放たれる。

「『バーストチャージ』。」

ブルーの隣で爆発した様な音がしたのと同時にスーグの姿はスケルトン達の目の前にあった。

そしてそのまま、まっすぐに敵の軍勢を突っ切り狭い通路にギチギチにつまったそれがいなくなった場所、ブルーが視認できない場所でそれは止まった。

それから2秒もしない内に、パリンという音が鳴り始める。

それはモンスターが砕けて消えていく音。

この世界では耐久値を無くしたものは全てパリンというガラスが割れるような音を立てて多数の破片となり消えていく。

それを通路につまったモンスター達が順に奏でていく様は圧巻だった。

遅れて発動者の元に向かうトーチライトで発生した光の玉がそれを引き起こした演奏者を照らす。

スーグは当たり前と言わんばかりの無表情で前を見据える。そしてそのまま前に歩き出す。

「……あっ、待ってください!」

呆気にとられていたブルーはスーグが歩き出したのを見て慌ててその背を追う。


その後も通路から襲い来るモンスター達を場所の狭さを一切気にしない大剣捌きでバッタバッタとなぎ倒していく。

時には素手で、時には投げナイフの様なものまで使いながらHPを一切減らすこと無く前へと進んでいく。

ブルーはそれを必死にモンスターの攻撃をかわしながらスーグの攻撃の邪魔にならないよう付いて行く。

そうしていくうちに辿り着いた場所は広い円形の場所だった。


大剣の様な大振りの武器での閉所戦闘、中々見れないけど好きな描写の一つです。

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