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サポーターと無い仕事

頭を抱えた始を見てそれはため息をついた。

「いやまあ、わざわざ開かれるまで待ってたローナも悪いのですが普通、一人暮らししてて親御さんのメール開かないとかありますか?」

「無いだろうなぁ……」

「ですよね、つまりご主人様は非常識な御方という認識で相違ないでしょうか無いですよね。」

「無いです……」

「はい、では非常識なご主人様、ローナに何か言いたいことがあればどうぞ!」

「1ヶ月半放置して申し訳ありませんでした。」

「はーいOKでーす。」

誠心誠意頭を下げた始に溜飲を下げたのかローナと名乗ったそれは怒った表情から笑顔になった。

「取り敢えず改めて、ローナです。よろしくお願いします。」

「ああ、よろしく士道始だ。君を作った士道友梨奈の息子だ。」

「そこら辺も聞いてます。出来の良い子だからもしかしたら出番は無いかもって言われてましたが、まさか別の意味で出番が無くなるとは思ってもみませんでした。」

「悪かったって。その分しっかり活用してみせるから安心してくれ。」

「期待してます。」

「それで、どれくらい出来るんだ?今の所相談とかは問題なく出来そうだが。」

「えーとですね~」

そういうとタブレットのアプリが一つ開いた。

「まずこうやってアプリケーションなんかは起動することが出来ます。中身を動かすことも出来るのでソーシャルゲームなんかをやってる場合はデイリーくらいならやれますよ。」

「それ外部ツール使用にならないか?」

「まあ、実際に使用するかはご主人様にお任せします。」

次に電話アプリのアイコンがある場所に移動した。

「かかってきた電話を留守電サービスに任せることなく代わりに対応する事も出来ます。」

「ふむ、かけ直しの手間が無くなるのは助かるな。」

「では、これはやっておきますね。ローナの立場はどうします?」

「立場……ああ、電話に出た時に俺との関係か。まあ、適当に家政婦とでも名乗っておいてくれ。」

「分かりましたメイドって名乗っておきますね。」

「……まあ、いいか。」

どこかしっかり意思のある返しをしてきた事で、こいつめんどくせぇかもしれねぇ、と始は頭の片隅で思い始めた。

「他には……このお部屋ってネットに繋がってる家具とか機械スマホとかD-リムギア以外に何かあります?」

「いや、ここアナログ地区だし、あまり無いぞ。強いて言うならインターホンぐらいか。」

「あ、インターホンがあるなら代わりに出られますよ。」

「ほう、それも便利だな。出られないこともあるしな頼んだ。」

「そちらでもメイドって名乗っておきますね。」

「……おう。」

メイド好きなのか?と始は思ったが取り敢えずスルーする事にした。

「うーん、自動掃除機とかあるならそれに移って掃除とかも出来たんですが無さそうですね。」

「ああ。掃除はあまりしないがあそこらへんの自動掃除機が必要になるほど汚れることも無いからな。」

「となると出来ることは以上でしょうか。……仕事があるだけましなんでしょうかこれは。」

「そうだな、デジタル地区ならいざ知らずアナログ地区だと俺みたいにタブレットを持ってたりしなかったりするから下手すると起動すら出来ない可能性あったからな。」

「ひえ〜恐ろしや〜」

わざとらしい怖がりを見せたローナはスマホの方を見た。

「ところでご主人様何かしらアラームがなっていますが何かお約束でも?」

「ん?あ、時間は!?」

「えっと21時59分ですね。子供は寝る時間と言いたいですが明日は土曜ですしご主人様の学校は〜」

「不味い!」

始は大慌てでベッドに滑り込みD-リムギアを装着した。

「ダイブオン!」

D-リムギアを起動する言葉を叫びNLOへ戻っていくのだった。


そして残されたローナはというと。

「本当にお約束があったみたいですね間に合って良かったです。」

少し考えるような動作をする。

「うーん、でも電話応対にインターホン対応、ぐらいだとサポートAIとしての仕事少なすぎかもしれません。」

うーんうーんと考えた後ポンっと手を打った。

すると口座アプリを開きそこにある金額を確認する。

「おお、結構ありますね。履歴的には……御父様からの振込のあまりですかね。これだけあれば……」

次にネット購入アプリを開く。そしてとある物を検索する。そしてその横で検索アプリも起動しその中で最も見た目も機能も良いものを値段度外視で見繕っていく。

「よし、これなら問題無し。えーと値段値段……うん、残高の半分もいかない。これなら多分大丈夫かな。それじゃ購入、と。ふふ、早く届かないかなぁ〜。」

とあるものを購入し上機嫌に到着を待つのだった。


AIキャラ、自分はこれくらい自由に話せる方が好きではあるのですが世間的にはどうなんでしょうかね。

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