女性の容姿に厳しかった男が、急に豚顔の女になる。そして支えてくれる女性と恋に落ちる。その女性も豚顔になる。
玲奈と紗季 ― 二人で豚になった世界で
■ 1 目覚めたら、知らない顔の女になっていた
佐久間亮は、女性の容姿に厳しい男だった。
街を歩けば心の中で評価し、飲み会では平気で外見をネタにした。
そんな亮がある朝目覚めると――
鏡の中には、豚のように丸い鼻、ふっくらした頬、柔らかく揺れる体をした“女性”がいた。
「……嘘だろ」
医者に行っても原因は不明。
元の姿に戻る方法はないと言われた。
亮は、豚のような顔の女性・佐久間玲奈として生きていくしかなくなった。
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■ 2 初めて味わう“視線”と孤独
外に出れば、すれ違う人がちらりと見てくる。
店員の態度は微妙に雑になり、電車では押されても謝られない。
(俺……いや、私は……こんな扱いをしてたんだ)
玲奈は、初めて“外見で判断される痛み”を知った。
職場でも、営業職は難しいと異動を命じられた。
外見だけで判断される悔しさが胸に刺さった。
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■ 3 唯一の味方・紗季
そんな玲奈を支えてくれたのは、元同僚の 中村紗季 だった。
玲奈が落ち込んでいると、紗季は優しく言った。
「玲奈は玲奈だよ。外見が変わっても、私は味方だから」
その言葉に、玲奈は涙が出そうになった。
紗季は、玲奈が男だった頃に陰で「地味だ」と言っていた相手。
なのに、紗季は変わらず寄り添ってくれた。
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■ 4 紗季にも“変化”が訪れる
ある日、紗季が震える声で電話をしてきた。
――「玲奈、来て……お願い」
駆けつけると、紗季の顔は玲奈と同じように丸く膨らみ、豚のような鼻になっていた。
「私も……こうなっちゃった」
紗季は泣き崩れた。
玲奈はそっと抱きしめた。
「大丈夫。紗季は紗季だよ。
私がそうだったように、紗季も変わらない」
紗季は涙を拭き、かすかに笑った。
「玲奈……ありがとう」
二人は、同じ姿になったことで、より深くつながった。
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■ 5 “同じ顔”の二人が寄り添う日々
街を歩けば、好奇の視線が向けられる。
店に入れば、店員の態度が変わる。
でも、二人でいれば怖くなかった。
「玲奈、私たち……双子みたいだね」
「うん。豚みたいな双子だけどね」
「ふふっ……玲奈と同じなら悪くないよ」
紗季は玲奈の腕に絡み、笑った。
玲奈の胸は温かく満たされた。
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■ 6 恋の芽生え
ある夜、二人で映画を見ていると、紗季が玲奈の肩にもたれた。
「玲奈といるとね……落ち着くの」
「紗季……」
「玲奈は、私のことどう思ってる?」
玲奈は紗季の手を握った。
「大切だよ。すごく。
紗季がいなかったら、私はきっと壊れてた」
紗季は玲奈の手を握り返した。
「私も……玲奈がいるから生きていける」
二人の指が絡み合い、離れなくなった。
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■ 7 告白とキス
春の夜、桜が舞う公園で、紗季が玲奈の手を引いた。
「玲奈……私、言いたいことがあるの」
玲奈は静かに頷いた。
「私ね……玲奈のことが好き。
外見が変わっても、女同士でも……
玲奈と一緒にいたい」
玲奈の胸が熱くなった。
「紗季……私もだよ。
紗季がどんな姿でも、私は紗季を好きでいられる」
紗季の目に涙が浮かんだ。
二人はそっと顔を近づけ、
豚のような顔同士で、優しくキスをした。
それは、二人にとって世界で一番美しい瞬間だった。
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■ 8 同棲生活と未来
告白から数ヶ月後、二人は同棲を始めた。
朝は一緒にパンを焼き、
夜はソファで寄り添って映画を見る。
「玲奈、今日のご飯おいしいよ」
「紗季の味噌汁の方が好きだよ」
「じゃあ明日は私が作るね」
そんな日常が、二人にとって宝物になった。
外見は変わってしまった。
社会の目は冷たいこともある。
でも――
「玲奈、私ね……この顔になってよかったと思うの」
「え、なんで?」
「だって、玲奈と同じになれたから。
玲奈と同じ痛みを知って、同じ気持ちで寄り添えるから」
玲奈は紗季を抱きしめた。
「紗季……私もだよ。
二人で生きていけるなら、どんな姿でもいい」
紗季は玲奈の胸に顔を埋め、幸せそうに笑った。
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■ 9 エンディング
二人は、豚のような顔のまま、
女同士の恋人として生きていく。
外見は変わっても、
社会の目が冷たくても、
二人の心は揺らがない。
手をつなぎ、寄り添い、笑い合いながら――
「玲奈、これからもずっと一緒だよ」
「うん。紗季となら、どんな未来でも歩いていける」
夕暮れの道に、二人の影が寄り添うように伸びていった。
【豚化萌えの、あとがき】
こういうストーリー好きです(*^^*)
>
二人はそっと顔を近づけ、
豚のような顔同士で、優しくキスをした。
現実感があって好きです。
豚のような顔同士でのキス・・・男女カップルだろうが同性カップルだろうが好きです。
現実は美男美女ばかりではないですからね。
豚顔どうしとかブサイクどうしのキスとか、想像するだけで、自分のことのように現実的に思えて嬉しいです。




