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ジョシュア様のお叱りを受けて、わたくしは自分の失態を恥じてしまいます。
わたくしとてもう二十一歳になりましたし、ジェイン様は二十三歳です。
不意を突かれたとは言え、まだお小さいシャノン様に、魔法で動物の姿にされただなんて、恥ずかしくて誰にも言えません。
「申し訳ございませんでした、ジョシュア様」
わたくしが深々と頭を下げますと、シャノン様が下からわたくしの顔をのぞき込んできます。
「リリー、なんであやまるの? シャノンが悪いことしたんだから、シャノンのせいでしょう?」
「ですが、わたくしはシャノン様のための侍女長です。侍女長たるもの、お仕えするシャノン様の言動に責任があります」
「そうだぞ、シャノン。リリーは優しいけど、突然魔法を使って遊んだりしていたら、お父上に言うからな」
ジョシュア様はご機嫌斜めです。
「わたしも、監督責任がありながら不甲斐ない。申し訳ございませんでした」
「ジェインもあやまるの? シャノンが悪いんだよ? ねぇ、おにいちゃま――」
「お前がやらかすと、リリーもジェインも責任を取らされることになるんだ。よく覚えておくんだな、シャノン」
言葉尻を奪われたシャノン様は、今にも泣き出しそうに瞳を潤ませております。
「ごめ、ごめんなさい、リリー、ジェイン、それにジェイクとおにいちゃまも」
うんうん。よくできましたわ。さすがはシャノン様です。そのおかわいらしい真ん丸な瞳から、ついに大粒の涙があふれてきます。
「ああ、もう。泣くな、鬱陶しい」
ジョシュア様だって鬼ではありませんから、そこまで強くあたるつもりはなかったはずです。
「シャノン、ちゃんと魔力制御装置付ける。だから、怒らないで、おにいちゃま」
「わかってくれればいいんだ。それに、こんなことになっていたらここに寄らなかったかもしれないからな」
「なにかご入用ですか?」
わたくしはシャノン様をさすりながら、ジョシュア様のお言葉を待ちます。
「ああ。俺にしては完璧すぎる物を作ったんでな。リリーに最初に見せてやろうかと思って持ってきたんだ」
……はい?
言うが早いか、ジョシュア様はドアを開けてどなたかに話しかけているようです。
やがて、一組のご夫婦がお部屋に入ってまいりました。
このお二方はもしや?
つづく




