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3ー2

 それはともかく、なんとかしてジョシュア様を元の姿に戻さなければなりません。


 まさか、全員で押しかけることになるとは思っておりませんでしたから、ジョシュア様はまだ一言もしゃべっておりません。


「ねぇ、ジョシュアおそ〜い」

「おにいちゃまなら、いるよ?」


 おっとぉ。ここでシャノン様の微妙なアシストで冷や汗をかいてらっしゃるジョシュア様です。


「おにいちゃまなら、さっきからここにいるよ?」 

「マジ? はっ、冗談でしょ? なんで動物になってるの? ジョシュア」

「お、俺が油断しただけのことだ」


 仕方なく、といった感じでジョシュア様がお答えになります。笹かまぼこを頬張りながらのお答え、涙ぐましいですわっ。


「あら? ひょっとしてシャノンがやっちゃった?」

「うん。最初、おにいちゃまをカエルにして、そこからレッサーパンダにしていったの」

「へぇ〜。すっごいねぇ、シャノン。ジェイクも魔法がんばりなよ?」


 一見するとフランクなイメージを持たれるロザリア様ですが、こう見えてもきちんとジェイク様のことまで考えてくれるとても優しい一面があります。


「じゃあ、ぱぱっと元に戻してくれないかな? 魔女狩りに関する結構大事な会議なのよ。でも話せるならいっか?」


 そうですね。今、下手に魔法をかけてしまいますと、最悪の場合しゃべれなくなるおそれがあります。


「ロザリアがこのままでいいと言うのなら、これで話を進めてくれ」

「そう。それでね、わたくしたちが行う範囲なのだけれど……」

「えいっ!!」


 なんと間が悪いことに、シャノン様がジョシュア様をイボガエルに変えてしまいました。


「ひぃ〜っ。カエルはないから。ほら、早く人間に戻してあげなさいよ」

「えいっ!!」


 シャノン様が唱えれば唱えただけ、爬虫類から動物に至るまで、あらゆるものに姿を変えられてしまうジョシュア様。おいたわしゅうございます。


「おい、シャノンもうやめてくれっ!!」


 ジョシュア様がそうおっしゃったタイミングでのコブラですからね。ロザリア様が意識を失ってしまいました。


「あ〜あ。ロザリアおどろかしちゃった。ごめんなさい、ロザリア」

「シャノン、お前なぁ。あやまってゆるしてもらえる立場じゃないんだぞ? そもそもここへ一緒に来ること自体ゆるされないんだからな。皆もおなじだ!!」


 そしてまた怒られるわたくしたち。


 ああ、不甲斐ないわたくしとジェイン様。


 と、そこへ、会議室のドアが開きました。


     つづく

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