表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界最強の暗殺者  作者: 明けの明星
第一章・暗殺者
13/15

暗殺者ーダークサイド編ー

一部拷問シーンの描写があるのでグロ耐性…あってもなくてもご注意。

俺は何時の間にかターゲット暗殺のために移動したマンションにいた。


「ん、ああ?なんでこんなところにいんだ?」


明晰夢、というものを思い出し、これが明晰夢なのかと感じた。

体の動かし方。癖。何度もナイフを握りタコができた手。

全てが懐かしい。

とりあえず、突っ立ってても意味がないので、 窓を破り、上の階へ上がる。


「あ〜、殺した時もこんな感じだったな」


上の階へ降り立つとターゲットは顔を真っ青にして逃げる。なぜかその顔には靄がかかった状態で。

俺はすぐに走る。100メートル14秒台舐めんじゃねぇ。

ターゲットにはすぐに追いついた。


命乞いをしてくるターゲット。

しかし俺は、ターゲットの首へナイフを差し込み、切り裂く。

靄が消え、顔が見える。




だけど、その顔は殺した女の顔ではなく。


病気で死んだ一花の顔___。





「あああああっ!」


起きた時には保健室だった。


「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」


ターッゲットの暗殺の夢を見ていたら妹の顔になるという悪夢。


「俺が、犯した罪は大きい…のに、なんで、まだ生きているんだ…」


生きるべきは妹だったのに。

俺は妹のために人を殺し、その手を幾千幾万の人の血で染めてきた。

妹は生きたいと言っても体に巣食う病魔が妹を死に追いやった。

ーなんでー俺がー


ふと、目に付いた物を拾い上げる。

刃の大きいメスだった。


「あ、はは、あははは、あははははは…」


唐突に襲ってきた自滅願望。

俺は、欲望が赴くままにそれを自分へつきたてようとー。


「おい、何をしている?」


入ってきたのはサキュバス先生だった。

俺は狂ったままの状態で


「は、あは、俺は、生きて、いちゃ、いけない」

「…?大丈夫っ!」


俺は近づいてきたサキュバス先生へ殺気を放つ。


「…だから、止めない、止めるな、できなければ、殺せ」

「……何を言っている?」


まさかこんなことを言うとは思わなかったのだろう。

主席合格確実のモテる人生が送れるような生徒が。

あなたは、あなた達は知らない。

俺の、今までの血を吸ってきた量を!仕事と割り切り老若男女問わず命乞いをされても仕事をこなし!時には拷問さえもやった!人を引き裂き、目玉をくり抜き、爪を剥ぎ、目の前で愛する者を殺し、絶望させ、底辺へ叩き込んでから殺した。

依頼主を殺せと言われても実行した。おかげで狙われるようになったが。

そんな人生が楽しくなったのはいつだろうか?

心に、悪魔が住み着き、蝕んでいった…。俺が俺で無くなる、そんな時は多々あった。自覚したのは15歳。家にいたはずなのにいつの間にかぐちゃぐちゃになった肉の塊が二つあった。血生臭く、鉄臭い。それに加え髪の毛も見えるそれは、

人の肉だった。


「俺は、死んだほうが良いんだぁッッッ!!」


思い切りメスを心臓へ突き刺そうとする。

が、それは後ろにいた奴に阻まれた。


「簡単に、死のうとしない」


手を貫いて激痛が走っていても止めているのは凄い。


「じゃあお前が俺を殺せ、生きているのは


……もう、辛いんだ…………」


俺はみっともなく泣き叫びながら言った。


「お前らに何がわかるッッ!

妹は病気で死にかけ、

仕事で人を殺さなきゃいけない毎日ッ!

爪を剥ぎ肉を削ぎ、刃を突き立て目に刺し!熱したビンを背中に貼り付け人を肉の塊にし!

狂わなきゃやってられない!

それで金を得て、妹の寿命を延ばしたところで妹は死んだ!



……もうこれ以上、罪を犯したくない………

俺の中に悪魔がいる!そいつが出てきたらみんな死ぬ!親しい家族やあんたら全員!

お願いだから、殺させ」


そう言ったところで言葉は途切れた。

意識が切り替わる、この感覚はーーー。





「はぁ〜、ツマンナ(爆笑)」

ティル「うわぁ、懐かしいね」


ふーん、ダークサイドって厨二感溢れるよね。


ティル「うるさいな〜二重人格だし分からないことのほうが多いんだよ」


へぇー、どんな感じなん?


ティル「なんだろう…唐突に眠くなって目の前が暗くなったと思ったら別のところにいる感じ。…僕の場合はいつも目の前に肉の塊があったけど」


記憶とかは共有されないの?


ティル「基本は。曖昧だと記憶に残ってる。普通はメモ帳とかに記録するけどアイツは惨殺快楽者だから」


へ、へぇ、怖いね。じゃ、もうそろそろ終わりにするべ。


ティル「じゃ〜ね〜」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ