表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
契約結婚と仮面舞踏会  作者: 槙月まき
秘密の崩壊

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/91

新たな役割②

 アンドレは公爵家の手伝いをしたと言うエリアスは契約結婚としての役割が果たせないと感じたエリアスからの優しさの冗談だと思った。


(エリアスが一日中寝ていようとも、遊んでいようとも、そばにいてくれれば良い)


 しかし、エリアスの眼差しは真剣だ。


 アンドレは彼をじっと見つめた。


「あなた……本気ですか?」


「もちろんです。」


 エリアスは微笑む。そしてもう一度、考えを口にする。


「これまで、私はこれまでオーケン伯爵令嬢エイラとして、フォルモーネ公爵の若奥として社交の場での妻の役割を果たしてきました。でも、これからはエリアスとして、公爵家の一員として生きたいのです。」


 アンドレは腕を組み、しばらく考え込んだ。


 確かに、エイラいや、エリアスは幼い頃から伯爵家の仕事を学んでいたと聞いている。


 さらに彼の父、オーケン伯爵は優れた政治家であり、財政に長けている。


 公爵家の政務補佐は人材不足という問題を抱えている。エリアスは今とてもほしい人材である。


「……そうですか。」


 アンドレはゆっくりと頷いた。


「わかりました。あなたに、公爵家の管理を任せてみようと思います。しかし、無理はしないでくださいね。」


 エリアスの目が輝いた。


「ありがとうございます!アンドレ様。」


 アンドレは深く息をついた。


「もう一つ、そのアンドレ様はやめてほしいです。」


「ええ!?名前で呼ばれるのは嫌でしたか?では公爵子息様?旦那様?どうお呼びすれば良いでしょうか?」


「名前呼びが嫌というわけではありません。その様をつけるのを辞めてほしいです。距離を感じるので。」


 エリアスは微笑み、静かに頷いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ