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『ジリジリジリジリ』
ファニールが契約の儀式の宣言をし、周りは静まり魔法陣の周りの炎の音が洞窟ないで響いている。
『おいグレンデル、契約の儀式は簡単だと言ったな?そして俺はキ、キスなんて聞いてないぞ?』
蓮也は少々戸惑いながら言った。
『簡単じゃろ?宣言されて接吻して終わりじゃ。どこか難しいところがあるか?』
グレンデルの言葉に蓮也は。
『いや、行動的には簡単だ。だけど、んー。あー!グレンデル、俺はキスは初めてなんだ!しかも初チューが悪魔とだぞ?緊張するだろ普通!』
蓮也の言葉にグレンデルはうっすら頬を染め、笑う。
『蓮也、おぬしまだ経験しとらんのか?カカッ!可愛らしいのー。という事はファースト接吻じゃな。まぁ喜べ!ファースト接吻がこの美しき悪魔の中の姫、グレンデル様が相手だという事をな!カカッ!』
『えらい自信満々だな…しかもファースト接吻て、どこでそんな言葉覚えたんだ…』
蓮也が心の中で考えてる中グレンデルは続けて言った。
『まぁ蓮也よ、悪魔との接吻など回数に入れなくても良い。それに契約の儀式じゃから仕方ないじゃろ?ほら、早う目を閉じんか!』
『お、おぅ』
蓮也は少し考え目をつぶった。
鼓動は早くなっている。
グレンデルに両腕を掴まれる。
そして蓮也は感じた。
冷たくひやっとした唇、しかしそこからは優しさがすごく伝わってくる、とても不思議な感じだった。
そして炎の高さが上がり2人を大きく包み込んだのであった。
そしてこの時、どうせならルビーちゃんが良かったなどと考えていた事は無論、蓮也しか知らなかった。
炎が消え、そこには横たわる蓮也と上半身を抱えたグレンデルがいた。
すると蓮也が目を覚ました。
『お目覚めか蓮也?契約の儀式は終了じゃ。どうじゃ気分は?』
『んー。少し、頭が痛い。でも大丈夫だ』
蓮也はすぐに立ち上がる。
しかし魔人化した蓮也の外見はほぼほぼ変わってはいなかった。
『なぁグレンデル、なんか俺変わったのか?』
と聞くとグレンデルは黙って水晶玉を見せた…
するとそこにはグレンデルと蓮也の戦闘シーンが映っていた。
『こいつ…誰だよ?』
グレンデルと白髪の男が戦っていて、グレンデルが白髪の男の胸に手を置き、衝撃波を出し白髪の男が倒れるシーンだった。
グレンデルが解説した。
『そこに映っておるのは全盛期のワシと神童蓮也、おぬしのもう1つの姿。その姿は人間には見ることができん。普通の蓮也に見えるじゃろな。しかし魔人化したおぬしなら見えるじゃろ?神童蓮也とワシの技がの』
蓮也は質問した。
『外見はさておき、お前のあの技なんだ?一瞬じゃないか!』
グレンデルは答えた。
『あぁあれか、造作もない。手のひらから出した衝撃波をおぬしの体内から外側にだしたのじゃ。軽くの、じゃから気を失ったのじゃよ』
蓮也はそれを聞きこれからはあまりグレンデルに逆らわない事を決意した。そして蓮也は気づく。
『なぁグレンデル、気のせいかもしれんがお前ちょっと幼くなってないか?』
グレンデルは笑う。
『カカッ当たり前じゃ。おぬしと契約したからの。ワシは現状レベル4、おぬしがレベル3と言ったとこじゃ。じゃからおぬしは自分と技が見えたのじゃ』
蓮也は納得した。そしてグレンデルをジッと眺めた。
『な、何をジッと見つめとる、恥ずかしいではないか!』
とグレンデルが恥ずかしがる。
そこにすかさずファニールが蓮也に近づく。
『蓮也。幼げなグレンデル様もなかなかイケるだろ?』
『あぁファニール。イケる。間違いなく』
2人はなぜか硬く握手を交わし、そこには熱き友情が芽生えていた。
『何を話しておるんじゃ!早く戻って修行じゃ』
そんな話をしているとは知らずグレンデルと蓮也は洞窟の外に出た。
すると。
『クァー!(蓮也おかえり!お疲れさんやね!)』
と洞窟の外で待っていたベビーキマイラが蓮也めがけて飛んできた。
『うぉ!こっこいつ話してる?しかもなんで関西弁なんだ?』
グレンデルが言った。
『正確にはそいつは喋ってはいない。お前がわかるようになったのだ、だから会話が成り立つ訳ではないがおぬしが可愛がる事はできるだろ?』
蓮也は言った。
『そうか!おう!ありがとうなお前。てお前じゃあれだな…名前をつけよう!何がいいんだ…』
グレンデルと蓮也は考えた。
『そうじゃのー。ポンタなんてどうじゃ?』
『クゥ〜。(なんでロー○ンのマスコットキャラみたいな名前やねん。嫌やわ。)』
こいつなんでそんな事知ってんだ。
と蓮也はびっくりする。
『そうじゃのーならばナナコなんてどうじゃ?』
『クゥ!(なんでコンビニ攻めやねん。しかもワイは男や!嫌や!』
この感じなかなかおもろいな。と思いながらも名前を決めは続く。
すると。
『しょれだったらシュラなんてどうでしゅ?カッコイイでしゅ!』
そこには可愛い幼女悪魔のルビーがいた。
『おっ!ルビーちゃんまたあったな!』
と、蓮也が急ぎ足で抱きつこうとするがふわりと交わされ、蓮也はひざまづいた。
『どう?ベビーキマイラ!シュラ。気に入ったでしゅか?』
とルビーが言うと。
『クォ!クォ!クォーッ!(シュラ。ワイみたいに強くてカッコイイ名前やな!気に入ったわ)』
とシュラがルビーに近づきルビーが抱き上げ可愛がる。
『ベビーキマイラも懐くとかわいんでしゅー!』
その光景を見せられた蓮也は目をぎらつかせていた。
『シュラか。良き名じゃ!カカッ!まさかルビーに名付けの才があるとはのー。感心じゃ!』
『クォ!(まぁグレンデル様にネーミングセンスがないだけやろ)』
グレンデルはシュラの頭を叩いた。
『クゥ…(冗談やん!許せ許せ!ハハッ!)』
こんなたわいもない会話の中、蓮也が言った。
『じゃ、名前はシュラで決定だ!それよりルビーちゃん、どうしてここに?』
するとルビーは答えた。
『姉しゃまに頼まれたんでしゅ、お兄しゃまの訓練を手伝ってくれと頼まれたでしゅ。』
グレンデル。ありがとう!と心の中で蓮也は言った。
『ありがとうルビーちゃん。それならこれからよろしくな!』
『はいでしゅ!』
グレンデルが言った。
『それならニーズヘッグ内コロシアムで訓練するとしよう!みな!ついてこい!』
一同はコロシアムへと向かった。
〜コロシアム〜
グレンデルが早速訓練内容を話す。
『訓練の終了は蓮也が自在に魔人化できるようになること。そして技を身につける事じゃ。内容はルビーの体にタッチできれば終わりじゃ』
蓮也がすかさず言った。
『ルビーちゃんの体にタッチ?触る箇所はどこでもいいのか?グレンデル。』
『変態でしゅ!』
とルビーは体を隠しながら蓮也からの熱い眼差しから逃げる。
すかさず蓮也が。
『変態じゃない。俺は正義だ!』
と目をきらつかせながら言った。
みんなの頭には複数の『?』が浮かんでいた。
グレンデルが追加で言った。
『まぁとりあえずそれでよい。触れたら終わりじゃ。そして技の使用は自由!蓮也も使えるようならすぐに使うがよい!
それでは準備はいいか?』
『おう!』
『はいでしゅ!』
グレンデルは大きく振り上げた手を下ろした。
『はじめ!』
蓮也はすかさず走り出した。
『俄然やる気!って、え?』
そこにはルビーの姿わ見えなくなっていた…




