表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

第7話

 「ただいま戻りました、お母様!」


「おかえりなさい。あら、その子は?」


私はホールに戻ってきた。

もちろん、男の子も一緒に。


「え、えっと・・・フェリクス・アルヴェインと申します。」


・・・えっ!?

フェリクスって、攻略対象じゃなかったっけ?

なんであんなとこにいたの!?


私は思わず驚きを顔に浮かべ、フェリクスを見つめる。

ちらりとお母様に視線を向けられたので、びしっと背筋を伸ばした。


言われてみれば、確かにそうかも・・・。


アルヴェイン家によくあるシルバー系の――シルバーグレーの髪に、落ち着いたアッシュブルーの瞳。

・・・うん、私のいとこであり、攻略対象であるフェリクス・アルヴェインだ。

なんで気付かなかったんだよ、私ぃぃぃぃ。


脳内でバタバタと悶えながらも、表面上はニコニコと取り繕う。

そんな私のことを知ってか、知らずか。

お母様は話を続けた。


「あなたのご両親が探していらっしゃったわよ。早く顔を見せてあげなさいな。」


「こっちよ。」というお母様の後ろについて、歩き始める。

・・・まあ、脳内はまだ大混乱中だけどね!





 結果、無事にフェリクスを送り届けることができた。

来週遊びに行く約束もできて、正直、ものすごくうれしい!

だって、フェリクスが作った他の魔術の資料とか見せてもらえるんだもん!


そんなこんなあって、誕生日パーティーは夕食の時間より少し早いくらいで閉会した。

私はまだ子供だからね。

夜まではさすがにしないらしい。





♢♢♢





 そんな日の夕食――。


「「お誕生日、おめでとう!」」


「おめでとぉ、おねーさま!」


今度は家族水入らずでの誕生日会。

使用人たちにも、お酒とかご馳走をふるまって、みんなで飲んで騒いでするのが通例である。

もちろん、今年もそうだ。


ちなみに、今年貰ったプレゼントは――

お父様からは、訓練着。

お母様からは木刀。


そして、かわいい妹からはリボンを貰った!

黄色の、サテン生地のリボンだ。

「おねーさまとエリナの色なの!」というお言葉つきである。

思わず抱き上げてほおずりしちゃったよぉ。


・・・もちろん、お父様とお母様にもお礼を言いました。


使用人のみんなからも、プレゼントをもらった。

侍従や侍女たちからは本やインクなどの勉強道具。

・・・勉強頑張れってことかな?


騎士たちからは、なぜかタオル。

庭師たちからは花束。

料理人たちからはお菓子。

などなど、本当にたっくさん貰ったのだった。

明日から訓練開始!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ