表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
二話・十月のジャックの章
74/330

六幕・十月の七日 そのさん


前のときに話をした駅前のファーストフード店。



ジャックは隣、お兄さんは僕達の向い。


僕はいつものように何も頼まないで、手持ちの水を一口飲み下してから口火を切る。



「まず、お兄さん。こっちは僕の仲間でジャック。見ての通り外国人だけど、ある程度日本語は分かってるから安心してね?」


「あー…えっと…よろしく…?ジャック。」



僕の紹介に、お兄さんが若干躊躇いながらジャックに声をかける。


けど…



「……ちっ…。」


「舌打ちっ!?」



ただでさえ不機嫌なジャックが、まともに答えるわけがなかった…。


仕方ないから僕がフォローに入る。



「あー…ごめんねお兄さん。ジャックってば態度悪くて。こんなくらいは普通だから気にしないで?」


「ふ…普通なのか…。」


「普通じゃない。」



当のジャックにバッサリ切られた。


あーもう…せっかくフォローしたのに!



「もー!何なのさジャック!!さっきから機嫌悪すぎ!!」



僕がそう言ってぷんぷん怒ると、ジャックは



「何、はこっちの台詞。こんなの付き合う暇はない。」



と、そう言って絶対零度の視線で睨んでくる。



…っていうか、ちょっと殺気!


視線で人が殺せそうっ!!





…まあよーするにジャックは、一般人のお兄さんに付き合って話をしてあげるなんて時間の無駄だって言いたいわけだ。


正論だけどね。


けど、後始末っていうのも大事だってプラたんから教わってるからさ。



「…じゃ、わかった。ジャックは一番新しい現場見てきてよ。僕はこのお兄さんと話さなきゃいけないことあるし。警察とかまだうろついてるかもだから、目つけられないようにね。」



最後の言葉はお兄さんには聞こえないように小声でジャックにお願いをする。


そしたらジャックはもう一回舌打ちをして、仕方ないとでも言いたそうな顔でお店を出て行った。




結局アレだよね。


ジャックはとりあえず動いていたいだけなんだねー。



ま、今回は頭使う係は僕だから、ジャックは思う存分実動してね!


これでもジャックよりお姉さんだし、面倒なとこはやってあげよ―じゃないか!!


ってコトで。





「ごめんね、お兄さん。じゃ、お話聞くよ?」



僕は目の前のお兄さんににっこりと笑いかけた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ