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食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
二話・十月のジャックの章
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▽幕・◇年前 ●月の●□日




雪が降っている。




真っ白な街。




遠くに見える時計塔と、洗練された街並み。






静けさが辺りを覆って。




朝の冷たい空気の中。




徐々に眠りから覚めていく。





そんな街を眺める。



橋の上で一人、はぁ…と白い息を吐き出して。




不意にカタカタと手が震えだした。



寒さで……ではない。



それに気付いて、自然と口角が上がる。




やっと…だ。


これで、ようやく一緒だ。


嬉しさが込み上げる。



褒めてくれるだろうか。


笑って、頭を撫でてくれるだろうか。




弾むような足取りで、俺は駆け出した。




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