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食屍鬼と愉快な殺人日記  作者: 莉子
二話・十月のジャックの章
64/330

▽幕・◆年前 ◇月の□▽日

暑い日だった。




唐突に世界は終わって。




足元が崩れていくような錯覚。


ぐるぐる回り続ける思考。



日差しは灼けるようなのに、流れる汗はなぜか冷たく。




いつかこんな日が来るだろうことは分かっていた。


それでも、まだ先のことだと高を括っていた。






あぁ、許さない。





世界を壊した奴も。


それを止められなかった自分も。


あんな奴なんかに壊された世界も。






アイツを探し出さなければ。


俺にとっての世界…六代目切り裂きジャックジャック・ザ・リッパー…を殺して、有頂天になってるだろうアイツを。



殺さなければ。


切り裂きジャックジャック・ザ・リッパーの名が軽んじられないように。



俺が。


七代目切り裂きジャックジャック・ザ・リッパーである俺が。




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