?幕・クリスマスの雑談
クリスマス特別編です。
時間軸よくわからないです。
本編にあんまり関係ないので、ゆるーく見てください。
街を彩る電飾。
浮足立つ人々。
きらめく飾りの施されたツリー。
クリスマスである。
そんな世間の騒がしさが彼らにも少々伝染したようで。
「プラたんっていつまでサンタクロース?信じてたの?」
かばねの唐突な一言に、その場にいた面々は一瞬動きを止める。
問われたプラチナも一瞬怪訝な顔をしたが、かばねの奇行には慣れたものなので、手に持ったコーヒーを啜りながら答える。
「…大分昔から信じてなかったよ。ご存知の通り、僕は可愛くない子供だったからね。」
「そうだった!」
かばねは(若干失礼だが)ケタケタと笑いながら納得する。
そして、そのかばねとプラチナの会話に便乗するのがラグである。
「私もそのようなものですねぇ。小学校に上がるころには信じていなかった覚えがあります。」
「やな子供だね!」
さらにジャックが乗ってくる。
「そういうイベント教えられなかった。ここ入ってから知ったし。」
「はいはーい!それに似た感じー!!ぐーたん教えてくれなかったし―、プラたんは信じない子供だったし―。」
「サンタなんて馬鹿らしいものを信じられるような環境に育ってないっつーの…ふあぁ…。」
ついでとばかりにかばねとキングもそう言ったところで、まだ発言していないレオンハルトに視線が集まる。
それを受けてレオンハルトは目線を脇に逸らすが、かばねがその先に回り込み、レオンハルトと目を合わせる。
逸らす。
回り込む。
逸らす。
覗き込む。
逸らしても追いかけてくるその視線に耐え切れなくなったレオンハルトは、ついに白状する。
「……十四まで。」
「うわぁ……。いや、でも…うーん…。」
「流石馬鹿ですねぇ。」
「………っ……。」
「うーん…そっかー…れおれおはふつーの家だったんだもんね。」
「いや、普通でも遅いだろ。」
レオンハルトの告白に、それぞれそんな反応を返す。
上からプラチナ、ラグ、ジャック、かばね、キングである。
因みにジャックは笑いすぎて言葉になっていないようだ。
「うるせぇっ!親がそういうのを隠すタイプだったんだっつーの!!」
大罪の中で育ちが割と常識的なレオンハルトの叫びが、冬の空に消えていった。




