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九幕・九月の二十四日 そのろく
警察に匿名で倉庫の場所、詳細をタレこむ。
電子機器、周辺の電波をジャックする。
黒田組に連絡を入れる。
指定の場所に子供を待たせておくよう、かばねに指示する。
かばねを回収する。
アジトに戻る。
そして今、目の前に正座させたかばねに説教タイム。
「いつもあれほど言ってるのにまた勝手に動いたね?」
「うん。」
「救出任務とか身バレする確率高いよね?」
「うん。」
「警察に連絡なんかさせて、保護された子供たちからかばねの情報漏れるよね?」
「うん。」
「さっきから『うん。』しか言ってないねっ!」
「うん。」
話聞いてないな、この天然っ!!
「……はぁ…もう…。」
本当にかばねの勝手さには手を焼く。
その勝手さに救われたことが無いわけではないのが質の悪いところだ。
警察とか他組織の網に、かばねが引っ掛かんないようにしないとなぁ…。
「…かばねはしばらく外出を控えること。その猫耳パーカーも処分ね。出かけるときは変装して。わかった?」
僕がそう言うと、かばねは
「はーい♪」
と、やたら上機嫌に答えた。
……ん…?
僕は考える。
出不精なかばねにとって外出節制はむしろ都合良いんじゃないか…?
猫耳パーカーも何となく嫌がってたみたいだし……。
…もしや…図られた…?
……いや、まさかね。




